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第189話

お昼ご飯は久々に家の飯 やっぱり母親が作る餃子上手い! 冷やし中華はこの夏初だよ~ 具沢山の冷やし中華は 夏休みの家の定番なんだ 俺は三食冷やし中華でOKなんだけど! 「母さん!夕飯のメニューは?」 「お昼ご飯食べたばかりでお行儀悪い!まぁ今日は許す コロッケと具沢山味噌汁 スティック野菜サラダのミソマヨ七味入り添え  ほうれん草のごま和え」 「いいよ~いい~よしよし」 「バ~カ よしよしって 生意気よね お父さん!」 笑いながら親父は立ち上がり 「ハハハまた始まった!昼寝してくるよ お茶にするとき起こして  優くんは大丈夫かな昼寝は?」 親父の欠伸が移り口を押さえ 涙目に為っている砂川は 笑いながら大丈夫だと答えた 「圭吾 少し寝たら 優ちゃんも」 母親は俺に砂川を見てと目配せをした 寝てる……舟漕いでる 砂川を起こし部屋に戻った 「優?寝るぞ」 「ふぁい~」 ベッドに入るとペッタリくっ付いて来た砂川 緊張していたんだな そっと髪を撫でながら ホッペにキスをして瞼を閉じた ドンドンドンドン 母親のノックで起こされた 「圭吾~お茶の時間だから 降りてきなさい~」 「は~い 今行く」 「優 起きて ケーキ食べよう」 「ふぁ~まだ寝たい~」 砂川の寝起きは可愛い 「圭吾~圭吾~ぉ」 薄目を開けて俺を見上げ 唇を突き出す 俺はベッドから降りた所に立ち 「キスほしい?じゃぁここまで おいで」 と両腕を広げると砂川は 必ず飛びついてくる それを抱き締め啄むキスをすると やっと目が覚める 「さてと目覚めた?」 頷く砂川と手を繋いで部屋を出る 「ケーキどんなのがあるかな~楽しみだね!」 この笑顔 まじやられる! 誰にも見せたくねぇわ!

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