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第196話
やっぱり砂川の携帯に
富永の父親から電話が来たやっぱり砂川の携帯に富永の父親から電話が来た
最初こそ落ち着いて話をしていた砂川もあまりにも酷い言われように語気も強くなってしまう
「ですから!電話で話せるお話では無いので……そちらに伺わ……
はい…はい」
その時優弥さんが帰宅した
信也さんが最寄り駅車まで迎えに行ってたらしく
ざっとの流れは把握していた
今の状況は俺が搔い摘まんで話した
優弥さんは砂川に電話代わるからと囁いた
「すみません 今父親が帰宅致しましたので 代わらせて頂きます」
「失礼致しました 私
砂川優の父親で砂川優弥と申します はい はい 状況は
はい判っております
富永くんがこちらに来た時は
相当興奮していたと家の者に聞いております 今は友人たちと逢えて落ち着いて眠っています はい
で ですね 一度顔を見て
お互いお話ししたいと
思っております
参加者ですか
私と息子優 富永様と好弥くん
沢木様と圭吾くん 矢島様と新一くん
はい 日程は
明日ですか?
では 後の方々に連絡致しましてい
調整いたしますが
明日以外は
明後日 お時間は一時ですね
では調整つき次第
ご連絡致します
それから今日は好弥くんこちらでお預かりいたします
いえ 彼の心の安定を一番に考えさせて頂きます
先ほどもお話ししましたが
今は疲れて眠っていますから
はい では 失礼致します」
「圭吾と新は家に連絡して
話は僕がするから」
「優弥さん すみません
ご迷惑おかけして……」
「好弥?気にしないよ
今夜はゆっくりするんだよ
新も 良いね」
それぞれの親は明日一時で了解が取れ
富永の父親に連絡して
段取りは着いた
「さあて ご飯にしよう
ナポリタンとサラダ
昼間の残りね」
言われて俺らは急にお腹が空いてきた
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