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第6話

ご主人様は、私の首輪につけたリードを引っ張り、部屋を出ました。私は、慣れない四足歩行に途惑いました。 「ポチ、ここが、今日から1週間、お前が住む部屋だ」 そこは、殺風景な部屋で、部屋の中には大きな檻、そして、檻の中に大きなペットシーツがひいてあり、さらには、犬用の餌皿、水飲み皿が用意されてました。あぁ・・・。本当に私は1週間犬として生活するんだなっと実感しました。 「ポチ、尻をこっちに向けろ。犬としてふさわしいように、これを入れる。」 「ワンッ!」 ご主人様が取り出したのは、犬のしっぽのようなものをした、小ぶりのストッパーでした。

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