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愛と狂気。
俺はあいつの手の中で射精した。その瞬間、頭の中が真っ白くなった。阿川はクスクスと近くで笑った。そして、手についたそれを目の前で舐めた。頭の中がボーッとなりながら身体をグッタリさせった――。
「ッ……!」
阿川は手についたそれを舐めると、俺の顔を上に向けた。
「どうしたんですか葛城さん。まさかイっちゃったんですか? 貴方は今、俺に強姦されてるんですよ? ちゃんと自覚してますか? 何だかんだと言いながらも、貴方は嘘つきですね。俺にこうされて悦んでるなんて絶対に素質ありますよ。ホラ、ここをこうやって弄られるのが好きなんでしょ? もっと正直になったらどうですか?」
「ンンーッ!!」
あいつは耳元でそう言って話すとまた素手で触ってきた。容赦ない支配に涙すると、身体を捩らせながら迫りくる快感の波に必死にもがいた。
「ッンン……! ンン……ッン!」
口にハンカチを入れられているのに厭らしい吐息と喘ぎ声が漏れる。それは自分じゃない感覚。自分の知らない自分。それをあいつに暴かれる。心は拒絶しても体は言う事を聞かずにあいつの前で身をくねらせて乱れた。
「また一人でイっちゃったんですか? 葛城さん味をしめるとあとが大変ですよ? まだまだこれからなのにグッタリするには早いです。さてと、そろそろ見てもいい頃ですね。貴方のびちょ濡れになったここを――」
阿川は厭らしく話すと俺の下着を脱がそうとした。その羞恥心と恥じらいの凌辱は、俺の心を一層激しく煽った。両足からゆっくりと下着が下ろされると首を横に振りながらもがいて暴れた。だがあいつはそんなことお構い無しに俺の両足を無理やり開かせて下着を全部おろした。その瞬間、羞じらいは心を寸前にまで煽らせた。
無理やり下着を全部脱がされると、顔が一気に赤くなった。アイツに自分の濡れたアソコを見られている屈辱感は耐えがたいものだった。そして、その視線に体の奥が熱く火照った。もうそうなると外の寒さも、感じなくなった――。
「凄いなぁ葛城さん、びちょ濡れじゃないですか? 厭らしい眺めだな。もっと脚を開いて見せて下さい」
「ッ……!」
あいつはそう言って目の前で厭らしそうに見つめてきた。その熱い視線と見られている羞恥心に体はビクビクと反応した。そんな俺の姿をみながらあいつは、ニヤリと笑った――。
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