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理性の崩壊。

   あいつは俺の前で厭らしく舐め続けた。音をたてながらゆっくりと舐められる快感に恍惚と甘美なものさえ感じた。それに付け加え、絡み付くような支配に体や頭は上手く働かない。何故自分がこんな目にあっているのかえさえ快楽はそれを忘れさせた。今はあいつの思うがままのオモチャと化した――。 「ふぅっ……! っぁ…――!」  さっきイったばかりなのに、アイツはまた容赦なく俺の体を責めてきた。その度に自分の意識が飛んだ。弄ばれたところからチリチリと体の奥から火がつく。そして、その火照りは次第に熱をおびては、その先を求めた。あいつの瞳にはどう映っているのか、 今は俺はただの淫乱だ。 「ふぁっ……! んあっっ……!」  アソコじっくりと舐められる度に気がどうにかなりそうだった。脳天を直撃する快感が再び襲うと、俺は堪らず口に突っ込まれたハンカチを吐き出して狂った様に喘いだ。 「やめっ…! やめろ阿川、もうこんなっ…――!」  頭が気が狂いそうになると、体をジタバタと暴れさせた。だがあいつは止めなかった。その支配に体は、快楽の絶頂に達した。その瞬間、再びあいつの前でイった。アソコからは熱い滴が溢れ出た。阿川が舐めるのをやめると、体を痙攣させながら涙を流した。 「っう……!」  両足はガクガクと震えた。そんな俺の姿をみながらあいつは俺のアソコを素手で触ると、激しく上下に擦った。その大きな快感は全身を刺激した。もう何も考えられない。ただその行為は、俺自身を淫乱な姿にさせた。 「あぁあああっっ…! イ、イクっ……! やっ、やめっ…あっあっ…――!」  快感で気が狂いそうになると首を横に振って必死に訴えた。だがあいつは容赦なく俺を追い詰めてきた。激しい快感に体が耐えられなくなると、またイきそうになった。もう頭がおかしくなる寸前だった。 『んあっっ! あぁああああああっっ!!』  その瞬間、再びアイツの前でイった。すると阿川が俺のアソコを口に咥えてまだ出てくる熱いものを吸い出した。今まで以上の深い刺激と快感に頭の中が痺れた。もうそうなると、口からだらしないヨダレを垂らしては全身をくねらせて感じた。 「あぁあああっ…! んああああああっっ…――!」  まだ出てくる精子を無理やり吸われると腰が浮いた。そして、目の前で激しく乱れた。淫乱な姿を曝け出しながら、あいつの前で気が狂ったように感じた。そんな姿をさらけ出す俺をあいつはオモチャのように扱った。その征服感は次第に理性を壊し始めた――。

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