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化身―カフカ―
「ぐふっ…! うっ、うぐっ…! ううっ……!」
あいつは噎せる俺を気に止める事もなく、口の中に何度も突っ込んでは腰を激しく振ってきた。そのたびに猛烈な吐き気に襲われた。今すぐあいつを殴りたい気分だった。だが、両手は既に拘束されていて身動きは封じられいた。そんな俺をあいつはまるでオモチャのように扱った。俺が苦しそうな表情をしていても、あいつはお構い無しだった。
「ああ、いいですよ葛城さん…! 貴方のお口の中は最高だ…! さあ、もっと奥まで堪能して下さいね――!」
「ンンッ…! ぐふっぅ…! うぶっ…!!」
あいつはそう言って俺の頭を押さえると、口の中に激しく突っ込んでは腰を振り続けた。息ができない。それどころか苦しみはドンドン増した。
「うぐっっ! げほっげほっ…――!」
あまりの辛さに口から吐き出すと、噎せるように吐いた。そして、ガクンと力尽きたようにうなだれた。あいつは俺の前に立つと悪魔のように追い詰めた。
「葛城さん、誰が休んで言いって言ったんですか? まだまだ終わりじゃないですよ。ほら、休んでるヒマがあるなら続きをして下さいよ――」
「ぐっ…ぐぇっ…! うぐっ…! 阿川…! やっ、やめてくれ…――! もうこれ以上は無理だ……! できないっ…!!」
そう言って辛くて涙を流した。だが、あいつは俺のことを上から笑って見ていた。その瞳の奥は冷たく、まるで悪魔のような笑みだった。そして、懇願する俺を容赦なく責めてきた――。
「あれれ、さっきするって言ったじゃないですか? 貴方だけヨガってばかりで、俺はさっきからイケないままなんですよ? だから貴方のそのお口でイカせて下さいとお願いしているんです。それとも画像をバラしますか?」
「っ…――! そっ、それは……!」
「俺は別にいいですよ、失うものなんて何もないですから。でも貴方はどうでしょう? プライドで塗り固めた人こそ、いざと言う時に失うものは大きいんじゃないんですか?」
「くっ…!!」
「さあ、続きをして下さい」
アイツは淡々とそう言うと、俺の頬にアソコを擦り付けてきた。その屈辱と支配を前に、俺の精神はさらに追い詰められた。
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