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支配のそのさき。
「これのどこが楽しい!? お前が勝手に俺を強姦して楽しんでるだけだろ…――!?」
アイツを目の前にカッとなると、感情を剥き出して怒鳴り散らした。だが、あいつは余裕の笑みで笑っていた。
「ええ、そうですよ。貴方の言うとおりです。そして今、貴方を強姦している途中です――」
『お前っ…!!』
アイツは平然とした顔でそう言い返してきた。俺はますますこいつが解らなくなった。いや、理解するのが怖い。こいつが何を考えてるのか知るのが怖い。
「――ふふふっ。さてと、さっきのお楽しみの続きでもしましょうか? 淫乱な貴方のヨガる姿を俺も早く見たいですし。ホントは貴方も待ちきれないんじゃ?」
「っ…――! さっ、触るな! 俺に触るなっ!!」
そう言って手を伸ばしくると俺の体に触れてきた。アイツに体を触られると全身がゾクゾクした。そんな俺を知ってか、あいつはニヤリと笑った。
「可愛いですね。そうやって拒絶されると、俺は逆に燃えるタイプなんですよ。だからますます貴方を虐めたくなりました。いいですよね?」
「くっ…――!」
何食わぬ顔で自分の鞄から炭酸入りのペットボトルを出した。まだ未開封の状態だったが、それを俺の目の前で振りだした。
「なっ、何する気だ…――!?」
「ああ、これで葛城さんのアソコを綺麗にしてあげるんです。もちろん中も綺麗になりますよ。どうですか、今から待ちきれないでしょ?」
「っ…――!」
アイツは頭のネジが外れた感じで話してきた。その言葉に俺の体は再びゾクッと全身を走り抜けた。この先を知る事さえ、もはや恐怖でしかなかった。
「やっ、やめろっ……! そんなもの…――!」
「そうそう。炭酸入りだからキツいかも知れませんけど、我慢して下さいね?」
「やっ…! やめっ……!!」
あいつは炭酸入りのペットボトルをカシャカシャ振るとそれを目の前であけた。その瞬間、勢いよく炭酸ジュースが俺の顔や、体に引っ掛かって飛び散った。そしてれを下の穴に容赦なく突っ込んできた。
『ひっ…――!!』
あいつは下の穴に、ペットボトルをグイッと入れてきた。その瞬間、無理やり拡張される羞恥心に全身がゾクゾクと駆け巡った。
炭酸ジュースが体の中にドクドクと、勢いよく流れ込みながら入ってきた。腹の下を圧迫される苦しさと圧力が同時に襲った。それに思わず腹の中が苦しさを感じた。
『あぁああああああーーっ!!』
余りの強い衝撃に一瞬、意識が飛びそうになった。そして、再びここが何処かを忘れた。はじめは一体、どこからだったのか。それすら思考もおかしくなってきた。終わらない悪夢に一層、おかしくなった方が楽かも知れない。好き勝手にめちゃくちゃにされると、感覚さえもわからなくなった。
「ハハハ! 凄いですよ、眺めは最高です!」
『わぁあああああああああーーっ!!』
あいつは俺の下に無理矢理ペットボトルを入れると悪戯に笑っていた。快感なのか、痛みなのか、もはやわからなくなるとアイツの前で乱れ狂った。
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