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支配のそのさき。

「っ…い、いれろ…――! なっ、中に…なっ、中に…! お前のをっ…!!」  火照った体で口からヨダレを垂らしながら懇願すると自分の足腰はガクガクだった。快感は頂点に達し、その熱さは身体中を這えずるように自分の正直さえも奪い去ろうとした。アイツに身体中を好き勝手弄くりまわされて、少しでも触られると体に電気が走るみたいだった。  自分で自らの両脚を開くと、お尻を突き出したまま欲しいと懇願する姿はただの淫乱だ。もうそこには、理性は存在しなかった。ただ欲望に素直な獣のようにただ「欲しい」と泣きながら訴えた。  アイツは俺が半分正直を失っている事を良いことにそこでニヤリと笑った。そして、右手をあげるとお尻の方をビシッと大きく手で叩いた。 「おや? 一体、これは何ですか? あんなに嫌だとか言ってた癖に、自らのお尻を俺に向けるなんて一体どーゆー風邪の吹き回しか説明して下さいよ。そんな不埒な格好で俺に泣きながら挿れてと懇願するなんて何てふしだらな方でしょうか。正直驚きましたよ。ねぇ、聞いてますか葛城さん――?」 「ッ…――!」  罵られながらお尻を両手でビシッと叩くと、自らのアソコを割れ目に擦り付けて焦らしてきた。アレが擦り付けられると、身体中を奮わせてヨダレを垂らして懇願した。 「い、いれっ…挿れてくれ…! お前のを…――! もっ、もう限界だ…! 頭がおかしくなるっ……! お前ので俺のここを犯してくれぇ!」  ついに理性も吹っ飛んで自ら淫らな言葉を口に出すと、両手でアソコをグイッと広げた。そして、理性を失った人間のようになり下がった。 「素晴らしいですね見事な淫乱に成り下がって――。そんなに俺が欲しいんですか?」 「ほっ、欲しい…! お前がっ…! 早くっ……!」  快楽の果てに理性すら失うと最後は「欲しい」と、泣きながら懇願した。もう何もかもが、どうでも良くなった。アイツはニヤリと笑いながら割れ目にアソコを擦り付けて耳元で囁いた。 「いいですよ。では、貴方の厭らしいここを今から、存分に犯してさし上げます。さあ、行きますよ――!」  耳元でエロい声でそう囁くと次の瞬間、アイツのが勢い良く中に入ると全身を貫いた。熱いものが自分の身体の奥深くに入ってくるとのがわかった。苦痛と快楽の紙一重の感覚に、俺は我慢できずに乱れると足腰を震わせた。

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