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愛を確かめたい!

――仕事の会議中にコッソリと葛城さんをみていたが、何だか彼を見ていると急に可愛いく見えてきて。会議が終わったあと誰もいない会議室で迫ってみた。二人きりだから余計に、彼の事をいじめたい気持ちに一杯になった。 「ばっ、ばか…!! ここは会議室だぞ…――!? お前、一体なにを考えて…ンッ…!」  壁際で迫ると彼の唇をキスで塞いで黙らせた。葛城さんは俺からキスをされると、急に顔を赤くさせた。そして、可愛い反応を見せながら嫌がった。  ヤバイな……。  そんな可愛い顔で嫌がれたらこっちも余計に歯止めがきかなくなる。彼の目元も何だか潤んでいた。それに顔も赤いし、そんな可愛い顔を見せられたらもっと欲しくなるじゃないか。  ああ、どうしよう。本当にヤバいな…――。 「んっ…あがっ…! やっ、だめだ…――!」  目の前で可愛い顔で嫌がるから、ついつい首もとにキツくキスをした。首筋にキスマークをわざと付けると葛城さんは俺に「ばか!」と言って怒ってきた。  ついでにこんな事も言ってきた。「こんなところにキスマークをつけられたら、誰かに見られるじゃないか! 仕事中なのに何を考えているんだお前は!?」そう言って怒ってくると顔は真っ赤だった。乱れたYシャツのボタンとネクタイを両手で絞め直すと、何もなかったようなクールな顔つきと素振りで俺から離れようとした。

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