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6.溶ける理性※

「…ふぁっ!……は…ぁ」 「っし、挿入った!あとはどこだったか…この辺を突けば……」 「も…い……あぁっ!?…な…なに…?」 「お、ビンゴ!痛くねぇだろ?ここはアレだよ。メス化スポットってヤツだ」 「はっ……ほん…っと。最低…んな、こと考えて……っぁ!」 中から指でグリっと刺激を与えると、面白いように反応を返す。 レイヴン自身からもトロトロと白濁した露が流れてきており、テオドールは鈴口を触って指で掬い上げると、 ほらよ、と見せつける。 「んな…見せなくて、いい、から……ぁ…」 眉間に皺を寄せて、嫌そうに首を振るような仕草をするが。与えられる快楽が強さを増して、声も上ずっている。 反抗する気力が大分奪われてしまったのか、レイヴンは感じるままに、なされるがままに流されているようだ。 そんな様子に気を良くしたテオドールは、さらに指を増やし今度はグッと勢い良く突き刺してやる。 「んぁっ!?……るしっ…」 「あー…なんとなく、柔らかくなってきたか?どうよ?…っても、余裕なさそうだなァ? そんなにシーツばっか掴んじゃってよ?辛いなら、コッチでも掴んどけって」 テオドールはレイヴンに自慢の棍棒を無理矢理握らせると、最初は嫌そうに手を放していたが。 徐々に後孔を解していくにつれ、縋るように無意識で手を滑らせ始めた。 「よしよし…これで俺も準備はできたな。どうすっかなー…レイちゃん。1回中イキしとくか?よっと…と」 相変わらずのおどけた口調だが、レイヴンを探る指の動きは激しさを増す。 レイヴンの中で浅く、深くと動き回り、グジュグジュと泡立つような音を立てながら、 温まった液体が後孔からドロドロと溢れ落ちている。 その間もレイヴンは快楽で押しつぶされるばかりで甘い声を上げるばかりだ。 声が返ってこないことを了としたテオドールが、バラバラに指を動かして、 最後にウィークポイントをグリグリと責めあげた。 「あぁぁっ!?…っああーー!!」 チカチカと眼の前が弾けたような感覚と共に、自身も触られてもいないのに達してしまったレイヴンは、 何が起こったのか分からないまま、くたりと力が抜けてしまって動けない。 テオドールが指を引き抜くと、コポリとドロドロの液体が後孔から太腿へと流れていく。 「……イイコだ。ちゃんとイケたじゃねぇか。イイねぇー?」 「はぁっ…はぁっ……い、いまの……」 「初めての中イキってヤツか?めでてぇな?」 「……はぁ…いちいち…ホン…っと、最低………」 気だるそうに目線だけで睨んでくるレイヴンを可愛がるように髪の毛をかき混ぜてやり、 ペチペチとワザとらしくテオドールの反り立つ棒で肌を打つ。 肌に触れるモノが何なのか理解したレイヴンは眉間に皺を寄せて、 快楽の抜けきらない状態でもあからさまに嫌そうな顔をする。 「安心するのは早ぇぞ?まだ、本番が残ってるからなァ?自分だけ気持ちよくなっちゃってなー?」 「………いやだ。もう、お腹いっぱい…」 「おいおい、駄々こねるんじゃねぇよ。そんなこと言って、指よりもっと太いの欲しくなったんじゃねぇの? お前、食べるのは好きだろ?」 「……いらないから…ぁ…っ!?本当に…も、むり……」 体勢を改めて向かい合わせにさせられて、いよいよとなるとレイヴンの身体が力が入らずとも強張っていくのが分かる。 問答無用で両足を掴んで広げさせたものの、後孔を擽りながら。 どうやって獲物を処理してやろうかと、余裕の笑みを浮かべて見せた。 「んん…っ…やぁ……」 「ったく、上げる声は甘々なくせして。トークも甘々にして欲しいもんだぜ。ほら、くださいは?」 「バッカじゃ、ないの……?いつも、そんなこと、言ってる…んですか?」 「あったりまえだろ?俺にかかれば、ちょうだぁーいってなるぞ?」 「……うそくさ」 「おっまえ、ホントこういう時素直じゃねぇな?しょうがねぇ。本気で言わせてやるから覚悟しろ?」 言うと、体勢はそのままに。まずは耳に口づけて何度か喰みながら、時折息を舌で擽ってやる。 舌のねっとり感と音から侵されていく感触は苦手らしく、レイヴンは甘い吐息を漏らしてくる。 気を良くしたテオドールは、左手で臍を擽りながら、胸の突起を舐めあげてやる。 「ぁっ!」 「あー?そういやあんま弄ってなかったか。じゃあ、サービスしてやるよ」 擽る手を放して、突起を中心に舌と指先で弄ると。みるみるうちに赤く色づいてくる。 尖りきったところで指先で弾いてやると、ビクンっと大きく身体が跳ねた。 「ふぁっ!?…んな、とこぉ…さわら、ないで…」 「やなこった。気持ちよさそうじゃねぇか。ほら、おねだりしてみ?」 「……っ!?んな、しないし……ん…ふ…」 口付けてやると、1番従順に快楽を求めてくる。どうやらキスが1番お気に召したらしい。 すんなり舌を受け入れて、無意識なのか自分の両腕をテオドールの背中に回して求めている。 奥深くまで舌を突き入れてやると、苦しそうだが自分の舌も出してもっと、と、動きでねだってくる。 その度にお互いが擦れ合うと、息継ぎの間に嬌声を漏らして、そのうちにもどかしそうに下半身を揺らし始めた。

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