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第二部開始 あらすじ&ご挨拶

   【第一部<魔族編>のあらすじ&ご挨拶】    魔族ハーゲンティの招待を受け、遊戯に付き合うことになったテオドールたち。  メンバーは師匠と弟子の魔法使いと、騎士団長と副団長、そして聖女。  癖アリ魔族たちとそれぞれが遊戯と言う名の戦いを挑まれるが、何とか突破していく。  途中、精霊王である火のサラマンダー、水のウンディーネ。更に合成獣(キメラ)の女の子も加えた一行は、最後の遊戯へ挑む。    風の精霊王ウンディーネも召喚し、全員の連携で立ちふさがるハーゲンティを倒すあと一歩まで追い詰める。  勝利を確信したディートリッヒは逆にハーゲンティの反撃で重傷を負ってしまうが、同時にハーゲンティの身体を貫いてトドメを刺す。  だが、肉体の消滅を察し自身を捧げたハーゲンティの手によって魔族の最上位種である闇そのものが召喚されてしまう。    圧倒的な力の差に動けなくなってしまうテオドールたち。  唯一動ける精霊王たちが何とか空間の裂け目が広がらないように防ぐが、闇は止まらない。    意地で立ち上がったテオドールは、今回の戦いのために用意しておいたとっておきの魔法を繰り出した。  その魔法は派手な攻撃魔法ではなく、得意の移動(テレポート)先を異次元とし対象物に触れることなく異次元へ送りこむことができる次元移動(ディメンショナルテレポート)だった。  新魔法を使用しギリギリまで闇を押し返すことに成功するが、最終的な魔力不足であと一歩及ばない。  最後のギャンブルを仕掛けることにしたテオドールは、得意の移動(テレポート)で闇そのものを自分ごと異次元へ飛ばすことを決意。  闇に飲まれかけながらなんとか異次元へ飛ばすことに成功し、自分も残りの魔力で移動(テレポート)を発動させる。    だが――移動先の座標を思い浮かべる前に限界を迎えたテオドールは、ついに魔力切れを起こしてしまい意識が薄れていく。  愛しいレイヴンの顔を思い浮かべながら、テオドールの意識は暗闇に飲み込まれてしまったのだった――  +++  あらすじをお読みいただきありがとうございました!  大変お待たせいたしました! 第二部スタートです。    第二部は、レイヴン視点で物語が進みます。  テオドールはどこへ行ってしまったのか? 果たして無事なのか?  テオドール不在で始まる第二部開幕です!

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