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「おい、時雨…、終わったか?」 仕方なくリビングで1人過ごしていたら、いつの間にかソファで寝てしまったようだ。時計を見ると部屋を出てから1時間ほどが経過していたが、部屋から奴が出てくる様子がなかったので、俺は2階にある自室の扉を叩いた。 しかし、返事は返ってこない。 …満足して寝てるのか?? ドアに耳を当てて中の様子を窺ったが、特に何も聞こえてこないので俺はそっと扉を開けた。 すると、そこには・・・ 「んっ…、はぁ…ぁっ」 ベッドに身体を預け、ワイシャツ一枚の格好で尻をこっちに突き出しどうみてもアナルをいじっている時雨がいた。 「………」 「んん…っ」 予想だにしなかった光景に言葉も出ず呆然と立ち尽くし時雨(の穴)を見てしまったが、本人はそのことに気付かず夢中で穴に指をいれている。どうみても2本は余裕で入ってる。 …時雨ってホモだったのか??俺誘われてんの…? いや、俺はそっちの気ないんだけど………。 「んっ…んぅ」 どーしたらいいんだ?この状況? 「あっ!指、触っ…あっ、」 尻の穴ってそんな気持ちいのか・・・? 「はぁっ!クソッ…取れねえ…」 ・・・取れねえ?何が取れねえんだ…? 何やらこの場に相応しくないセリフが聞こえハッとした俺はそこで初めて、時雨以外にも目を向けた、そいつの足元には太めのマジックペンが落ちていて、何故かキャップが付いていなかった、しかし周りに落ちている様子もない・・・まさか… 「…時雨、お前ケツにそれ挿れたのか?」 「んぅ?あ…ミリィ…っ、助けて…、気持ちよさそうだからマネしたら、キャップなくなっちまってぇ・・・」 思わず声をかけると俺の存在に気づいた時雨が身体ごとこちらへ向き、床にペタリと座り込み、見られた気まずさはないのかわからないが涙目で助けを求めてきた。気持ちよさそうだったってコイツ女目線でAVみてんのか? 「時雨のことお馬鹿だなーとは思ってたけどここまでだったとは・・・ってか、そんなもんケツに突っ込んで痛くなかったのか?」 「・・・?」 「え、何…その顔、俺変なこと言ったか?」 「だって、オナニーってケツの穴に指入れてスんだろ…?こんくらいの太さだったら問題なく…」 さっきまで1人アンアン言ってたのが嘘のように、キョトンとしたままこちらを見上げてきた時雨からは嘘や冗談を言ってる感じはしない。 「いやいやいやいやいや、時雨、普通の一般男子は自分のケツなんていじんねえで前を扱くだけで終わりだぞ、どうやったらアナニーまでたどり着くんだよ…」 「はぁ?んなわけねえじゃん、俺中学のときのカテキョに教えてもらったんだけど」 はっきりと真実を伝えてやったのに、逆に俺がおかしいかのように扱われてしまった。一体どんな変態教師に教わってたのかと額に手を当ててため息をついた。まさか、そいつと本番までやってたのか…? 「なぁ、そんなことより、キャップ取るの手伝ってくんねえの?」 「そんなことじゃねえーよ、つか、手伝うって俺お前のケツに指突っ込まなきゃいけねえわけか…?」 「お前が手伝ってくんなかったら、俺ケツに一生キャップ入ったままになんだぞ?かわいそうじゃね?」 自業自得なのに、俺のことを非難するように唇を尖らせている時雨にイラッとした俺は相手のワイシャツの襟首を掴みあげ、床に這いつくばらせるように押し倒した。 「うわっ!いってえ!!もっと優しくしろよな…」 「うるせえ、他人のケツに指突っ込む趣味なんてねえのに手伝ってやろうとしてるだけありがたいと思え、アホ」 さすがに素手を突っ込むのは抵抗があるため、片手で時雨を押さえつけたまま身体を伸ばしベッドサイドにある引き出しからゴムを取り出し指にはめた。 その様子を時雨は首を後ろに回しマジマジと見つめていた。 「…ミリ、この部屋に女連れ込んでんの?」 「時雨に関係ねえだろ。はー…指いれるからな、腰上げて」 四つん這いの体制にし、ワイシャツを捲りあげるとそこには女に負けないくらい綺麗な形をした双丘が現れた。いや、俺が今まで相手した女以上…?? 「なぁ、まだ?ケツさみーんだけど」 「あ、あぁ…いくぞ」 時雨の尻に見蕩れてしまったとは言わず咳払い一つで誤魔化しつつ、ゴムをはめた人差し指を未知の境地へと差し込んだ。 「んぁっ…」 「変な声出すなよ…どこらへんあんだよこれ、中狭いし…」 しかもめっちゃ熱い。 「やぁっ!」 探るように内壁をぐるりと指でなぞってみるも、キャップらしきものは指に当たらない、時雨のいい所に当たってしまったのか先ほどより大きい喘ぎ声が聞こえてきた。 「んっ!バカ…余計なとこ触んないで、早く取ってくれよ」 「別に俺だって触りたくねえよ…ったくどこまで奥にやったんだよ」 こっちだって他意はない、慈善事業でやってやってるんだから、さっさと終わらせたい、さっきから文句ばっか言いやがって…。 わがまま放題の時雨にまたもイラッと来た俺は、特に声を掛けることもせず人差し指を根本まで突っ込んでしまった。 「ひゃっあん…!」 「あ、なんか触った、これか…」 指に何か当たったため俺は指1本でどうにか取ろうとキャップと思われるものをグリグリと触った。 「あっ!あぁっ!まっ、待て、!それ、それ!ちがっんんぅ、あぁん!」 途端に時雨が身体をビクビク震わせながら喘ぎ出したかと思ったら脱力しへなへなと身体の力が抜け俺の指も孔から抜け出た。…え、コイツもしかしてイった? 「おい…??」 「ミリのクソバカヤロー…」 「はぁ?」 「そこは男のいいとこってのが全世界のジョーシキだろ…クソ」 「俺はそんな世界で生きてねーから知らねえよ」 ケツ丸出しのまま睨まれても怖くねえーよ…ってか、コイツのケツやっぱエロい… 「んっ!おい、何してんだよ」 「いや、別に」 なんて、知らん顔してみたが俺は思わず時雨の尻を撫で回していた。やばい、質もいい。 「ぅ、んん…おいってば!」 撫で回してるうちに感触を確かめたくなり、次は両手で尻を掴み好き勝手に揉みこんだ、そこらへんの女の乳より全然柔らかくて気持ちいい… 「ミリ!やめろってば、ぁ…!クソヤロー何してんだよ!!」 夢中になって触ったり撫で回したりしていたが、さすがに我慢の限界が来たらしい時雨が脚をバタバタと暴れだし、俺はハッとした…やばい、すべてにおいて最高すぎて理性を手放しかけた…。 「悪い悪い…全然キャップ見えねえからこうやったら出てこねえかなと思って」 「はー?ホントかよー…そんで?出てきたか?」 ちょっと疑ってるくせに結局信じるあたり本当時雨だななんて思いながら俺は完全へたっていた時雨の腰を持ち上げベッドに置いてあった枕を手に取ると腰の下にいれた。それから双丘を両手で掴むと左右に割り開いた。 「アッ!や、なに…?あ、あんまみんな…」 さっきまで平気で人にケツいじらせてくせに急に恥ずかしくなったのか、もぞもぞと時雨が動いた。やっぱまじまじ見られんのはさすがのコイツでもクるのか? 「んー…やっぱまだ出てきてねえよ…なぁ、ちょっとこのままイきんでみて?」 途端に楽しくなってきた俺はそう提案してみた。 「は、はぁ?イきむ?む、むり!…も、広げんのやめろっ!」 「でも今俺が手離したらキャップもっと奥行って取れなくなるかもしんねーぞ??」 「ひっ!奥行くのやだ…」 奥に入り込むキャップを想像したのか、穴がキュッと閉まった。さっきまでなんで俺が指入れねえといけねーんだよと思ってたのに、今はただただエロい…。 俺はさらに尻を掴む手に力を入れた。 「だったらどうしたらいいか、わかるよな?先出てきたら俺がも手伝ってやるから、な?」 ほぼ四つん這い状態の時雨は肩越しにじろりと俺を睨んだが、意を決したように顔を伏せると言われた通りにイきみだした。 「う、うぅ…んひ…んん、んっ…」 耳まで真っ赤にしてかわいい…やべえな俺もやっぱり時雨のアホに影響されてんのかも。身体熱くなってきた気がする。ヒクヒクしててすげえ煽られる… 「は、ぁっ!ん!んぅ…なぁ、出てきた?」 「んーー、あ、ちょっと見えてきた…もう少し頑張れ?」 「~~~っ!ふっ、ぁっ、」 必死にイきんでる時雨を見てるうちにこっちまで息があがってきた。コイツ、指とかペン以外いれたことあんのかな… 「あ、もう取れるかもしんねえな、時雨、俺がとってやるから、お前ここ自分で持って」 「は?ミリがおさえといて俺が取ればよくね??」 「自分だとよく見えないだろ?ほら、俺がとってやるから」 何かおかしい気がすると思っているようだがそこは時雨なのでそれ以上考えるのをやめたようで、渋々と言った感じで自分で自分の双丘を掴んで広げてくれた。 カシャ! 「えっ?ミリお前今…」 「ん?どうした?ほら、抜くからな。力入れんなよ」 ほぼ無意識にポケットからスマホを取り出して写真を撮ってしまった。あまりにも雑な誤魔化し方をしたが、喋り終わるのと同時に間抜けに穴から出ているキャップを取ることでこの話は終わりだ。 「ひぅっ!バカヤローもっと優しく抜けよ!びっくりすんだろ」 「あーうん?ゴメン、ゴメン」 言葉ばかりの謝罪をしながら、俺は半裸状態の時雨に覆いかぶさった。 「は?ミリ重っ…ひっああぁ!?」 「っはぁ、すっげ、入った」 「ひっぐ、ンンッ、ひ、ぃ…」

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