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煽りに煽られ続けた俺は、おそらく時雨の尻を見てからいきり勃ち続けていたであろうものを、先程まで指を突っ込んでいた場所へ、本人になんの許可も無しに押し付け、半分ほど挿れてしまった。どーせ、カテキョとやらともやっていたんだろうと思うとなんだかイラッとした。
「はっ…ぁっ?腹苦しっ…な、に?」
いまだに何をされているかわかっていない、時雨はパニックになっているのか、さきほどと同じ双丘を自ら広げた状態で震えている…エロい…そして、締め付けがすごい。
「時雨…悪ぃ…挿れちまった」
「…??いれ…?は??…ちょっと、待…」
腰を思う存分動かしたい気持ちをどうにか押さえつけ、謝罪した。
時雨は後ろ姿でもわかるくらい混乱していて、必死に俺が言ったことを理解しようとしている様子だった、そして、双丘から手を離したとおもうとそのまま、俺のモノが刺さっている後孔へと手を伸ばし、結合部に触れてきた。
「これ、ミリの…え、うわッ…なんでェ…?」
サワサワと逸物を刺激され、涙目で振り返ろうとしてくる、時雨が可愛く見え、理性を総動員してどうにか動くのだけは抑えていた欲望が剥き出しになってしまい、気持ちの赴くままに相手の腰を鷲掴み腰を前後に揺さぶってしまった。
「ッは…やば、時雨…っ」
「あっ…?!や、やっ!動くなっ!あぁんッッッ!!!…!!うぅ…ッ!!」
さすがに全部いれるのは…と頭ではわかっていたが、思うだけで歯止めが効かず、勢いのまま奥まで押し込んでしまった。さきほど指で触ったときに射精させてしまったポイントをついたのか時雨は大きく喘えいだが、根本まで入っているのは苦しいらしく床に顔を突っ伏し浅く息を繰り返しながらピクピクと震えていた。
「時雨…、ほんと悪い…お前も辛いと思うんだけど、俺も辛くて……もう少し動いていい??」
最低に最低なことを重ねてしているし言っている自覚はあったが、ここで止まれるほど人間ができていない俺は震える時雨の身体を優しく撫でながら、耳元で囁いた。
「む、無理っ!苦しい…ミリ…俺、死んじゃう…死んじゃうから…こんな太いの、やだ…怖え…抜いて…」
涙目になって顔を真っ赤にして一生懸命首を振っている時雨からはいつもの能天気さが消え去っていて、必死に訴えてくる様子はかわいそうでもあったが、普段とのギャップにやられてしまった俺は非道にも時雨の懇願を受けいれず、ピストンを再開した。
「あっ、あぁ…!!ミリのバカ!バカやろぉ…うぅ…やだって言った、のに…っっ!!」
「ッ!後で何発でも殴っていいから…もう少し…な?」
「無理っ!あぁ…!!うぐっ…うっ、うぁっ…ぐっ」
どうにかしようとバタバタと暴れ出したが、目の前にはベッド、後ろでは俺ががっつり覆いかぶさって腰を振っているため、逃げ道がなく、時雨の動きは中に入っている俺のモノを刺激するだけだった。
「あっ?!これ以上デカくすんなァ…腹破れる…!あぅぅ…」
素直に反応してしまった、イチモツはさらに時雨を苦しめるものと化してしまった。ボロボロと涙も流し始めて可哀想だと思うのに止められない。
「本当、悪ぃ…お前も気持ちよくしてやるから…」
他人のソレなど触ったこともなかったが、なんの抵抗も無しに握っていた。快感など拾えていないのか、俺のモノとは違い時雨のモノは柔らかくなっていた。ゆるゆると上下に動かすとビクビクと相手の身体が跳ねた。
「時雨、これ気持ちいいか…?どういうのが好き…?」
「やっ、や!もうどこも触んな!抜いて…抜けってばぁ…」
「っん、少しきついけどさ、そのアナニー教えたやつとも、前はやってたんだろ?」
ゆっくりと芯を持ち始めた時雨の分身を扱きつつ、自身を奥まで押し入れ、内壁をグリグリと擦った。
「ハァ…ぁ??ちん、こなんか、入れたことねぇ…」
「え?」
思いもよらなかった言葉に好き勝手していた動作がすべて止まった。
「時雨、処女だったのか?」
「っう…しょ?…なに?も、いいからどけっ!ッハぁ、ぁ」
驚きのあまりボーゼンとしている隙をついた、時雨が俺の下からどうにか挿入をとき這い出てしまった。
「も、お前なんなん…、好き放題動きやがって…、け、ケツ閉じなくなったらどうしてくれんだ」
力が入らないのか、匍匐前進するかのように俺と距離を取った時雨が壁伝いに起き上がると体育座りのような格好を取り丸まった。いや、いろいろ丸見えなんだが…そこには触れないようにしつつ、こちらを睨んで来る時雨に土下座をするようにして謝った。
「し、時雨、本当わりぃ…カテキョがどうこう言ってたし、なんか、指突っ込んだら喘いでくるし、経験あんのかとおもったら我慢できなくて…ごめん」
「俺、何回もやだって言ったのに…超怖かったんだからな…」
「申し訳ない…」
床に頭をのめり込ませる勢いで謝った。友達を辞められても仕方ないことをしてしまった。もとを辿ったら、人んちでオナニーを始めた時雨のせいではという考えが一瞬脳内をかすめたが、俺は時雨が言葉を発するまで、頭を下げ続けた。
長く永遠のようにも感じる沈黙に耐えていると
「……っぷ、くく」
突然この場所ふさわしくない笑い声が聞こえてきた。
「ミリ、勃起ちんこ丸出しで謝ってて、馬鹿っぽい!」
「え?」
堪えきれなくなったのか、大声でゲラゲラと時雨が笑い出した。お前なんか、ちんこどころか、下半身全部丸見えなんだけどな…。
「あー、おもしろ…笑った笑った。まぁ、ミリがやったことはごーかん?ってやつ?ってさっきのAVで言ってたけど、今日は場所のてーきょーしてくれたし、キャップ取ってくれたし?今回はチャラにしてやるよ、俺様心広いからな」
「あ、え…ありがとう…」
で、いいのだろうか。なんだか腑に落ちないが、同意なく突っ込んでしまった件に関しては俺が100%悪いので、これ以上は何も言わないことにした。
「ハックシュン!」
戸惑いつつ、先走りやら何やらでグチャグチャになっていたものをどうにか気合で納め、ティシュで適当に拭い、しまっていると、時雨がくしゃみをした。
「あー、ずっとケツ丸出しで体冷えたー。ミリ風呂借りていいー?」
「あ、ああ…階段降りて右んとこあるから、好きに使ってくれ」
「サンキュー…あー、腰だる…っう」
ゆっくりと、立ち上がった時雨は壁に手をつきながらゆっくりと出て行った。脚の間から何かが垂れたのを目撃してしまい、俺のムスコが反応しかけたが、大きく深呼吸をし、窓を開け、時雨が出したものやら何やらを片付けることで、煩悩を頭の奥へと押しやったのだった。
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