2 / 3

Jealous and so... as Insanity 嫉妬と狂気

 今まではスマートフォンで盗撮した君の写真を見ながら自慰すればそれで気が済んだ。だけど日に日に、それだけでは物足りなくなってしまっている自分に気が付いたんだ。もうこれ以上、この気持ちを抑えておく事なんて出来ないのかもしれない。  ……ねぇ、もし俺が好きだと言ったら、君はこの愛を受け入れてくれるのだろうか?  君への想いが止まらない。溢れ出してしまっている俺のこの体液の様に、俺の君への気持ちももう蓋が閉まらない程に溢れてしまっているんだよ。  いつでも君の姿が見れるようにと、向かいのアパートを一部屋借りたんだ。丁度君が今居る部屋と向かいの部屋さ。……それにはもう、気付いているだろう? そっと目を閉じて、想像するんだ……。今俺達は夕食を食べていて、その料理につけるのは醤油がいいか、ソースがいいか、君が俺に聞くんだよ。それで俺は「君がいい」そう言って君にそっと口付けをすると、舌をその小振りな口の中に詰め込むんだ。君の唾液を全て味わった後、今度は君に俺のを味わわせる。 あ、噂をすれば……君が帰ってきたみたいだね、部屋の明かりが付いた。  ………その男は誰なんだ?馴れ馴れしく君に触るその手を切り落としてしまいたいよ。  君は俺の物だって、分かってるよね…………?  俺は台所に行き包丁を手にした。男の一人暮らしの家にあるのなんて、そんなに立派な包丁じゃないけれど……でもあの男の首を掻っ切るくらいなら、これでも十分に物足りるだろう。 それで?その後どうする?血まみれになった床の上で恐怖に怯えながら腰を抜かす君をそのまま床の上で犯すのも良い。返り血を洗い流すために一緒にシャワーを浴びながら、するのも良いね。 要するに俺は、そこに君が居ればそれでいいんだ。場所もシチュエーションも、君となら何だって楽しめる。  だって俺は、誰よりも君を愛しているから……。

ともだちにシェアしよう!