21 / 25

21※性描写

「……?」 じくじくとした痛みを覚え、中心部もその痛みに加え、震わせているのを感じながら、閉じていた瞼を恐る恐る開き、自身の胸を見やった。──が。 先端の左右に粒が二つ付き、その間に棒が貫通していた、小指の第一関節程度の長さしかない小さな物。 乳首に何を取り付けられたのか。 「……お前が他のヤツらばかり構うから、俺しか考えないようにするためのお仕置き(クリスマスプレゼント)だ」 「……あぁんっ!」 クリスマスプレゼント? と理解するが前に、その乳首をペロッと舐められる。 下半身のと同様に痛みが激しくて、触って欲しくはないのに。 と、思うのと同時に、何も考えられなくなるぐらい、もっと触って欲しいと思ってしまう。 この痛みの快感が続いてしまっているせいで、いつも以上に思考がおかしい方向へと行っている。 碧衣が「もう片方もやるからな」とまた冷たい物を感じ、慌てて、「待って」と言うが前に、鋭い痛みが走った。 「……~~っ!!」 また閉じてしまった瞼のその拍子に、雫が頬に伝う。 「こっちも、上手い具合に出来たな」 「……んっ」 軽く引っ張ったらしい。それでも、全身に電流が走ったかのように、鋭い痛みを感じた。 「引っ張るの、止めて……っ!」 「とか言って、ココをこんなにも垂れるぐらい悦んでいるクセに」 「あ〜〜っ!!」 スカートと捲られ、下着を下ろされ、外気に晒された陰部の先端を、指先でぐりぐりとされる。 今にも爆発しそうなその部分に、その刺激はあまりにも強すぎる。 「も、ぅ……やぁ……っ! 早く……早く、取ってぇ!」 腰をこれでもかと上げて、痛々しく張った中心部を振って主張する。しかし、その際に、何をしてなくても痛む胸を揺らしたものだから、さらにビリビリとした痛みを覚え、すぐに身悶えた。 すると碧衣が、「そうだな、」とおもむろにベルトを緩める。 「俺のを慰めてからな」 そう言って、下着ごとずらした直後、ぶるんっと勢いよく姿を現した。 赤黒く、葵人よりも大きいソレは、今にもはちきれんばかりに張り付かせていた。 あの夏祭り以来の碧衣のに、葵人は気づけば、釘付けになっていた。 「そんなにもモノ欲しそうな顔をしやがって。……あぁ、そうか。今の葵人は、あれ以来だったもんな。で、コレをどうして欲しいんだ?」 「……っ、……」 ゴクリと喉を動かす。 普段の自分であれば、そのようなこと一切言わないし、発情期の自分の言動は全然分からない。けれど、今の自分もきっとこう言うはず。

ともだちにシェアしよう!