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第13話
「うんうん、順調だね」
「ありがとうございます」
雅美の体調不良もあって、週に1度通っていたアッカムイのところ。
「ご飯も食べられてるなら次は来月でもいいよ」
「じゃあそうします」
淡々と話す雅美のその心の内にある怒りに俺はいつも申し訳なくなる。
「雅美くん、食べ過ぎには気をつけてね。今のままで」
「……はい……」
「ふたりとも、赤ちゃんの事を考えて行動してね。激しいコトはしないように。……意味分かるよね??」
それもこれも、こいつは全部見透かしているんだろう。
妖しく笑うその顔が憎たらしくて仕方ない。
「あんたにだけは言われたくねーっす」
「あはは、ごめんねー」
ホント、何でこんな奴が神様なんだろう。
と、俺は思ってしまっていた。
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