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第14話

アッカムイと別れると、俺は雅美と家までの道を歩いていた。 帰宅するとチロ一家の姿はなく、どこかに出かけた様だ。 久しぶりの静かな空間。 「繋さん……」 部屋に戻ると、雅美が俺に抱きついてくる。 「オレ……繋さんと……したい……」 「雅美……」 頬を赤らめているその顔は、結婚したばかりの頃からずっと変わらない気持ちを俺に抱かせる。 可愛くて、愛おしくて、狂わせたくなる。 「ん……ぅ……んんん……っ……!!」 右手で頬に触れて、その熱さを確かめながらキスをする。 俺の舌に積極的に応えてくれるのが嬉しくて、気持ちが昂っていくのが自分でも分かった。 「可愛い」 「や……あぁっ、けいさん……っ……!!!」 シャツのボタンを全部外して、首筋から胸元にかけてキスをする。 雅美はそれに反応してくれて、身体を震わせてくれた。 「ここにもお肉つき始めてるね」 「んぁ……っ、恥ずかしいから言わないで……」 掌の中に収まる、可愛らしい膨らみ。 「乳首も大きくなって、お母さんの身体になってるんだろうけど、すごくHだ……」 「あぁっ……それやだ……っ……!!!」 その中心でぷっくりと頭をもたげている乳首を両方とも摘んで、指で押しつぶすように弄る。 ピンク色だったそこは少しくすんだ……卑猥な色に変わり、感度も上がっている様だ。 「やだ……っ、オレ、男なのに、胸でイキそうになって……」 「女の子が胸だけでイけるか知らないけど、ココをこんなにしないでしょ」 「ひ……あぁぁぁあ……ッ!!!」 ジーンズ越しでもハッキリとそのカタチが分かるほどに勃起したモノを握ると、雅美はすぐにイッてしまう。 その恍惚とした顔を久しぶりに見たからか、今までよりも更にいやらしい顔になっている気がした。

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