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春夏秋冬 9話 モニタープレイ

スタッフが満足したのか部屋から出ていくとさっきまで隣の男とやっていた男がこちらに来て挿入を始めた。 「わりいな、とっちまった」 「はぁはぁ……いいっすよ」 ガクリと項垂れていた。 待っていたのか、急いで挿入した。 「あっいいなこのチンコ」 太くて長くてちょうどいい性器に犯される。 「あはっあはっいいいいね」 !? モニターに映る人数が急に増えた。 「あっ同時はダメ」 性器を吸われ、腰振りが激しくなる。 「ああああっうううん」 「すごいですね、初めから」と隣の人に声をかけられる。 モニターを見ると2輪挿しをするところだった。 「あぐっ!?」 急に来た圧迫感に犯される。 「あぐっはぁはぁ……お腹はちきれそう」 壁向こうからおらおらと声がし始めた。 他の人も2輪をやっているらしい。 イクぞと声が聞こえ、腹の中にたまる精液。 「はぁはぁ……」 行為が終わり、スタッフが俺たちを解放した。 「よぉ! どうだった?」 「まぁまぁかな」 「さすがだな」 顎くいさせられ、キスをされた。 「ご褒美」と言われたが何言ってるんだ?と思った瞬間 ぞくっと体が燃えるように熱くなった。 「うっなにし……て」 ぐらっと倒れそうになる。 「ボスいくらで売れますかね?」 「まぁ1億はいってもらわないとな」 ゲスな笑いが耳に届いた。 車に数人乗せられる。 媚薬か……。 拘束は緩いままだ、逃げれるか? ワンボックスカーに入れられ外には見張りがいないみたいだ。 「逃げるの?」 さきほどまで隣にいたやつが声をかけてきた。 「悪い、2人では逃げられない」 「うん、これほどいてあげるよ」 「は?」 口でテープを噛みちぎりどうにか拘束は解けたが。 「お前はいいのか?」 「うん、大丈夫、早く行ってください」 車を抜け出しなんとか商店街に逃げ切る。 だが、思った以上に人通りは少なくなっていた。 ご丁寧に車に荷物をおいてあったのでスマホから冬園に電話をかけた。 『なに? 夜中なんだけど』 『わ……悪い新宿まで迎えに来てくれないか?』 『なに? お前酔っ払い?』 『た……頼む』 『仕方ねぇな……』ブチっと電話を切った。 追って?? 電信柱の影から見ると数人の男が探していた。 早く遠くに行かないと ぐらっと壁にあたる。 「はぁはぁ……くそっ」 そこに蹲る。 「はぁはぁ……くそっむずむずがとまらね」 「おーい、兄ちゃんどうした?」 とガラの悪い男数人が俺を囲む。 追ってではないらしいがこの状況はまずい。 腕を捕まれ立たせようとしたが 「はーい、じゃまじゃま」 と冬園がきた。

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