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春夏秋冬 10話 媚薬

「はぁ? てんめぇやんのかこら?」 「人数見てみろよ」 「はっ! たかが3人、まとめてあの世に送ってやんよ」 指をボキボキとならした。 あっという間に3人をボコり近くに駐車していた車に乗った。 「ふぅー……あん……。来てくれて助かった」 「お前、また変なやつに絡まれたのか?」 「今回は……俺じゃなくて……先輩にやられた」 「うわぁまじか、身売りもほどほどにしろよ」 「はぁはぁ……苦しい、ここでやろ」 「ダーメお仕置きだからな」 車が発車した。 「はぁはぁ……」 じゅくじゅくと扱う。 「車汚したら結婚だから」 「それは……。やだ。」 「まじで早く結婚してぇーお前と」 「絶対嫌だ」 「頑なに断る理由が知りてー」 「はぁはぁ……そんなことより大きいの早くここにほしい」 「ちっ煽んなよ」 車を脇にとめキスをする。 「んんっ」 椅子を後ろに倒し、煽ったかいがあったのか冬園のは、はち切れそうなほど膨らんでいた。 「ああ、ほしい」 とベルトを外す。 「どうせ、さっきまで入れられてたんだろ、いれるぞ」 「うん、ああああくるぅうぐっ」 ドピュっと出た。 「はーい、車汚した結婚な」 ちゅっとキスをした。 中を抉られる様に あー冬園のチンコまじ好き。 腰を振ると車がガタガタと揺れだす。 あーもっと奥ほしっい。 「あああ!! 腰そんなっふんな」 「は? お前考えてることと口に出してること多分違うぞ」 冬園の腰に足をかけ奥に入れてとせがむ。 静かな公園の脇に止めた、車の暗い中で男と男が身を重ねていた。 その様子を盗撮しているものがいたなんて秋も冬園も気が付かなかった。 ---会社 「よ! おはよ、秋ちゃん」 !? 「よく声かけれましたね」 「なんで?」 エレベーターホールであい、数人がエレベーターに乗り込む。 平気な顔の春風さんにむかつく。 春風さんを連れて便所に向かった。 「秋ちゃん、怒って怖いよ」 「……もしかして本当に知らないんですか?」 「?」 「あのシフォンって店、俺を人身売買に売り飛ばそうとしたんですよ」 「え!? 大丈夫だったの?」 「どうにか逃げ切れましたけど、春風さん嘘ついてませんか?」 「俺は嘘ついてないよ、それよりも今日色気すごいけど、媚薬でも盛られた?」 「ちょっ、そうですよ」 首元をすりすりして鼻息で少し感じてしまう。 「秋ちゃん、本当にエロい体してるよね」 「ぐっ……」 春風さんの下半身を見てしまう。 「なに、見ちゃってほしいの?」 「違います、今日はもうしませんから」 とトイレをあとにした。

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