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春夏秋冬 12話 知らない男

「……」なにも言えない。 「あの、秋さん」 「はい?」 思わず疑問符で答えてしまう。 「ここの領収書はこれであっていますか?」 「ああ、確認ね」 ぐいっと腕を引かれ 「それとも、なにかお話してくれるんですか?」 ときた。 「え? いやいやさっきメール返信したけど」 「そうですね」と手を放す。 「お2人もう仲がいいの羨ましいです」と向かいの女性社員が見てた。 かなりの頻度で俺は女性社員に見張られているらしく、春風さんと会うとき以外は両手に花という状態が多い。 もちろん、会社だけだが。 恋愛対象は男だし、今は恋人とか面倒な関係には持ち込みたくない。 やって、捨てての繰り返しがいい。 冬園は……ちんこが良すぎるから長くセフレ関係だけど、冬園のこと考えたらそろそろそれも終わりにしないとなと考えてしまう。 「そうかな? よかったね夏目くん」 「はい、嬉しいです」 侮れない。 気を付けないと。 夜 出会い系サイトで知らない男からメッセージが届いたのでホテルに向かう。 東京駅直結の高そうなホテルに入り、ロビーで待っていると 「もしかして、アキくんかな?」 ダンディーな雰囲気の男がきた。 肉体美な気がするのとちんこデカそうと期待をよせる。 「はい、ニイジマさんですか?」 「そうだよ、写真よりも若くてきれいな顔で嬉しいよ」 目を細めこちらの容姿を確認していた。 ぞくっと早く抱かれたい。 「じゃ、部屋に行こうか、鍵をもらってくるからちょっと待っててね」 「はい」 部屋につき、最初に渡せれたのはお金だった。 しかも大金……。 「こ……こんなにもらえません」 「いいんだよ、君は本当に素敵な子だ」 封筒には分厚いほどの諭吉が入っていた。 どんなプレイをされるのか少し楽しみだ。 「1つ確認だが、君はドMということで間違いないかな?」 「はい、殺されない程度ならなにしても構わないですよ」 「殺されない程度か……大きくでるね、だいぶいたずらされているんじゃないか?」 「そうですね、2輪攻めからの拳はさすがに答えましたが。アハハ」と答えると 「それはまた、大胆な行為だね」 「あの……そろそろほしいぃ」 ちらっと下半身を見る。 「男に対して煽り馴れているんだね、じゃまずは君のプレイを見せてもらおうか」 と言われるとズボンに近づき顔を埋める。 「いい香り」 ベルトを外し、チャックを口であけ、性器をパンツの上からはむはむする。 「汗だくの男が好みかな?」 こくりと頷く。 パンツから出すとイキリ勃ったものが目の前に 「デカイ」 すりすりと顔を近づけ舐める。 「まるで犬だな」

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