俺、何やってんだ？！ ブライアンと自分からキスするなんて。 最低。本当に最低。 いくらブライアンが弱ってるからって。 俺にはスティーブが居るのに。 ヤキモチ焼きのスティーブが知ったら、、、 そして、、、 「ブライアン、そろそろ離してくれ」 夕食の後、俺のベッドにブライアンを移動したら寝落ちしたブライアンに手首をガッツリ掴まれた。 寝てるのに離してくれない。 俺は仕方なくベッドサイドに座り込んで、ブライアンの力が抜けるのを待ってる。 「この人、寝てる時は子供だな」 すやすや寝息を立てるブライアンはいつもより幼く見える。 あれ？前にも、寝てる誰かに手首を掴まれた事がある様な気がする。 いつだったかな？ あ、 かなり前、病院に花を寄付した時だ。 確か負傷した兵士の病室に何度か花を届けていた時期がある。その時、その彼も俺の手首を掴んだまま寝落ちしてた。 戦場でのトラウマに悩まされて極度の不眠だった人だ。 最初は無口だったけど少しずつ打ち解けてくれた。 そう、確か名前はジェイク。