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その後(3)

「あ、あの、ルークさん……何を……」  腰を突き上げる体勢にさせられると、さすがに恥ずかしく思えたらしい。けれどルークは何を言うこともなく、目の前にあるピンクの蕾に舌を這わせた。 「ひっ! ま、って! ルークさん、そんなところ……!」 「動くな」  逃げようとするけれど、ガッチリと後ろから掴まれてはどうにもできない。しかし、アルバラさえも知らないような秘部を舐められるだなんて……。見られるだけでも恥ずかしいというのに、これはなんという拷問なのか。 「う、うう……」  どうしようもなくて俯くと、自身の反り立った中心がベッドに向かって垂れているのが見えた。同時に、ルークの脚の付け根あたりが隆起しているのも分かる。  もしかして、ルークもアルバラと同じ状態になっているのだろうか。そんなことが気になってじっと見つめていると、胸の奥がじりじりと焦げるように熱くなっていく。 「ル、ルークさん……あの……」 「ん?」 「僕も……あっ、ん、舐めたい、です」  アルバラのその発言に、ルークの動きがピタリと止まる。  ちょうど舌が蕾に入り、そこを解していたところだった。行為に思わず夢中になっていたのだが、今の発言はさすがに聞き流すことはできない。 「……舐める……?」 「ルークさんの……その……大きくなってるところ……」  緩慢な動きでベッドに腰を落としたアルバラは、少しだけ振り返り、ルークの中心に視線を落とした。 「……舐めたい……です……」  どうやら、聞き間違いではなかったらしい。  ルークは無意識にゴクリと唾を飲み込んだ。まさかそんなことを言われるとは思ってもいなかったし、アルバラにそんな欲求があるとも思っていなかった。  しかしここで断るというのもなんだかもったいない気もする。ルークは自身の欲に従ってそれを取り出すと、ベッドに仰向けに横になった。 「……えっと……?」 「上に乗れ」  言いながら、ルークはアルバラの腰をトントンとつついて、自身の頭の方に指先を動かす。アルバラも察したのか、恥ずかしそうにしながらもルークの頭を跨いだ。  アルバラの目の前には、ルークのモノが勃っていた。アルバラのモノとはまったく違う。色も大きさもなんだか生々しくて、どう触れば良いのかも分からない。 (……これが、ルークさんの……)  こんな場所を見られるなんて特別な気がして、アルバラの心は浮ついていた。 「あ! ま、待って、それは……!」  油断していたからか、ルークが蕾に指を挿れたことに一拍遅れて気がついた。たっぷりとローションを使っているようで、ぬるりと奥に入っていく。 「すごいな……キツい」 「あ、ん、やめ……」 「舐めるんじゃなかったのか」  ぐちゅぐちゅと音を立てながら、ルークは余裕の笑みを浮かべていた。  それがなんだか悔しくて、アルバラはびくりと震えながらも、目の前にあるそれにそっと触れる。少し擦れば先っぽから透明の液体が溢れて、ルークの息も上がっているようだった。 「ん、うー……ルーク、さん、そこ、気持ちぃ、とこです」 「ここか」  刺激すれば、微かに腰が跳ねる一点がある。ルークは的確にそこを突くと、アルバラの腰が上下に触れた。 「あ! や、気持ち、ぃい……!」  ルークの目の前でアルバラの中心が揺れる。まるでマーキングでもするように、先走りがルークの顔に飛び散った。  それのなんと可愛らしいことか。ルークは思わず、それにふたたび舌を這わせた。 「ひっ!」 「ん? 止まってるぞ」  前立腺を刺激されながら敏感なところを舐められて、アルバラはすでに力が抜けていた。アルバラの顔のすぐ隣ではルークのモノが力強く勃起している。それを弱々しい力で撫でるくらいしか、今のアルバラにはできなかった。 「はっ……おいアルバラ、そんなふうに触るな。焦れる」 「ん、ぅ、だってぇ、あっ! 力、入らな……」  いやらしく粘ついた音が聞こえる。鼓膜からも犯されているような感覚だ。 「や、やだ、ルークさん、また出ちゃう、また、でっ、やだぁ……!」 「出せ」  まるで吸い出すように、ルークはアルバラの先端を執拗に刺激する。弱い部分を吸って、先っぽの割れ目を舐めて、皮の内側にまで舌を這わせていた。  やがてアルバラの腰がガクガクと震え始めると、ルークの指の動きも激しく変わる。ぐぽぐぽといやらしい音を立てながら蕾を攻められ、容赦無く中心に吸いつかれては、アルバラの限界も早かった。 「ん、あっ、はっ、ああ!」  二度目の射精は、ルークの口内だった。  すべてを出し終えた頃、ルークがそこを綺麗にするようにさらに吸い上げるものだから、ふたたび下腹が熱を持つ。  アルバラは、上体を力なくルークの腿に押し付けていた。腰だけはルークが下にいるから突き出したままである。  しかし、すぐにルークがアルバラの下から這い出したために、ただ誘うような体勢をとっているだけになってしまった。  背後から視線を感じる。それに横目に振り返ると同時、アルバラの蕾に、芯のある大きなものが押し当てられた。 「……アル」  低くて艶のある声だ。そんな声に母親にしか呼ばれないような名で呼ばれて、アルバラの心臓は大きく脈打つ。 「ここからは、嫌だと言われても止まれない」  いつもは余裕のあるルークが、今ばかりは焦っていた。潤む瞳に熱を灯し、アルバラを欲して中心を蕾に擦り付けている。  あの、ルークが。  アルバラはただ嬉しくて、小さく一つ頷いた。まったく嫌ではない。むしろ早く奪ってくれと、そればかりを望んでいた。 「……やめないでください。僕……ルークさんと、繋がりたいです」  許可が下りた瞬間、ルークは思い切り奥を突き上げた。  

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