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なぜBLを書き始めたかと言いますと・・・

 みなさま、こんにちは。たいらごうです。ここのところ、少し寒さが戻ったでしょうか。東北の地震の後始末も大変かと思います。みなさまも、お体に気を付けてください。  さてさて、今日はこんなお話をしましょうか。まあ、このエッセイ風日記の題名でもありますしね。  私が小説を書き始めたのは(といっても、別にプロではないのですが)、もう四年前のことになります。いや、「まだ」かな?  最初に投稿したのは「小説家になろう」ででした。どんな小説かというと、まあ、いわゆる「ハーレム物」です。  男性が主人公。人外な女の子たちが何人も・・・普通と言えば普通ですね。  しかし内容がアレすぎて、警告を受けちゃいまして(笑)  いまは別のサイトに置いています。  その時、ちょっと窮屈さを感じました。男女でアレなお話を書くと、レギュレーションに引っかかったり、いろいろと他の問題も発生するんですよ。  そういうお話を書くと、どうしても「男性の欲望が垂れ流しになる」のは避けられません。いや、だって、欲望を垂れ流すために小説を書いているようなもんですからねぇ(笑)  でも、そういうものには、はっきり言ってしまうと「下品」なものも多いです。ある大手サイトのトップページに並ぶ、目を覆いたくなるようなタイトル。わちゃーって感じです。  私は、たしかにR18ものを書いてますが、それはどこまでも「文学的」で「美しく、耽美」でないといけないんです。(あくまで私が目指すものは、です。そうでないものにも、面白い作品はいっぱいあります)  だって、私が目指す先には、『風と木の詩』があるのですから。あの美しさを小説で表現したい。  で、ですよ。はたと思いついたんです。 「男の子同士の恋愛を書けばいいのでは?」  竹宮惠子氏も、「男女がレギュレーションに引っかかるから」という理由で『風と木の詩』を男性同士の恋愛として書いたそうです。  ならば・・・ということなのですが、もう一つ、それ以上に大きな理由があります。  考えてみれば、私には「女性の気持ち、女の子の気持ち」はよく分かりません。それなりに女性との恋愛経験がありますが、やはり謎なのです。  謎のまま女の子を表現しようとすれば、どうしても独りよがりの「ありえないヒロイン」が生まれてしまう。  しかし、「ヒロイン」が男性なら、私にもリアルに描けるはず・・・  私は男性同士の恋愛に抵抗感はありませんので、まあ、そういうわけで同性愛をテーマに小説を書き始めた・・・というわけです。  でも、書いてみると、どこまでも「欲望の垂れ流し」にはなってますね(笑)  それもまた一興ではありますが、でもリアリティは失われていないと思います。  なぜなら私には、攻め側の気持ちも、受け側の気持ちも分か(自己検閲)  ただ、補足しておきますと、BLを書くのは女性の方が向いていると私は思います。大部分を占める女性の読者が求めるものを知っているから、ですね。  私には、BL読者が求めるものがまだ分かっていません。もしかしたら永遠に分からないかも。  ですので、ニーズに合わせた小説は書けないでしょう。私にオメガバース物は書けないのです。アルファにもオメガにもなったことが無いので・・・  ただひたすら、私が追い求める「美しさ」を表現していく。それが受け入れられるなら、私はこれからも同性愛をテーマにしたものを書いていくでしょう。  そうでないなら、どこかで見切りをつけると思います。  この話は他の場所でもしています。折角読んでいただいた方の中で、繰り返しになってしまっていたら、ごめんなさい。  次回は、したことのない話ができるかな?  ではみなさま、またお会いしましょう。Good Bye!

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