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男の子を好きになったら・・・ダメなのかな⑦

 ツカサを私の布団の中に招き入れると、私たちは掛布団の中に二人で潜りこみました。  季節は夏だったのですが、泊った場所は山間にあり、夜は涼しい風さえ吹く場所。暑さは感じません。  布団の中は、ただ、お互いの息遣いと心臓の音だけを感じる空間だったのです。  私は、これから行われるであろう『秘め事』を待ちきれません。でも、やはり自分から言い出すのはまだ恥ずかしかったので、ツカサが何か言うのを待っていました。 「ゴウくん、触ってもいい?」  その言葉を聞くのももどかしく、私は「いいよ」といって、ツカサの手を取ります。そしてその手を、ズボンの中へと導きいれました。  ツカサの手が、まだ柔らかい私のものをなで、そして指でいじり始めます。  と、ツカサの手が止まりました。 「ねえ、ゴウくん」 「なに?」 「毛、生えてる?」  私は驚きの余り、息がつまったように感じました。  とうとうバレてしまった・・・  私は、『毛』に対して非常に強い嫌悪感を持っていました。汚らしい物、汚らわしい物、それが自分のアソコにいっぱい生えている。  その時思ったことは、『ツカサに嫌われてしまう』という絶望感でした。  でも、もう嘘をつける状況ではありません。 「うん、生えてるよ」  恐る恐る、そう返事をしました。 「やっぱり! そうだと思った」  ツカサがそう答えます。  悪さをした子供が、それを見つけられてしまった・・・そんな気持ちでした。  その後のツカサの反応は、でも、私が予想していたのとは全く逆のものでした。 「毛も触っていい?」  布団の中という暗闇でしたが、ツカサが興奮してそう言ったのが私にもわかりました。  その時の私の気持ちをどう表せばいいのか。  もちろん、ツカサは男の子としての好奇心でそう言ったのでしょう。しかし、私にとっては、自分の最も汚いと思っていた部分を、肯定されたように感じたのです。 「うん、いいよ」  私がそう答えると、ツカサの手が、それまでよりも大胆に私のものを触り始めました。  きっとツカサも、私が『毛』のことを隠したいと思っていると感じていたのかもしれません。  ツカサの手が、遠慮なく私の毛を触ってきます。それがもちろん私にも分かるのですが、ずっとひやひやしながら触られていたことから解放されたからでしょう、私もツカサの手、そして指の感触を、これまでとは比較にならないくらい、快感に感じました。 「俺も触っていい?」 「うん」  交互ではなく、もう、私とツカサ二人で一緒に、お互いのおちんちんを触りました。  ツカサのアソコを指でくりくりとこねたり、上下に動かすと、小さいながらもいっぱいに硬くなっていきます。  それがうれしくてたまりませんでした。  と、ツカサが、私の耳に口を寄せてきて、こう囁いたのです。 「ゴウくん、キスしたことある?」

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