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欲情連鎖③

 彼を早く受け入れたいと、はしたなく疼く体。  だけど彼はしつこいくらい、ただその周りを撫で続けた。  駄目だ、こんなの。……やっぱり、我慢なんて出来ない。  そこで気持ちよくなれるのも、もう知ってしまったから、欲しくて堪らない。  直接触れられてもいないのに、ますます息が荒くなり、体が昂っていくのを感じた。 「またそんなに、ひくつかせて……。  でも今度はちゃんと、覚えててくれたみたいだな?」  耳元でいやらしく囁かれ、指ではなく既に大きく勃ち上がった彼のモノで軽く後孔を擦られると、ゴクリと喉が鳴った。 「覚えてたよ。忘れられるワケが、ないだろ?  ……あんな事、されて」  しかしやっぱり恥ずかしかったし、ちょっと悔しかったから、またしても素直じゃない言葉が唇からは溢れた。   「あんな事って、どんな事?」  ククッと楽しそうに笑いながら、何度も擦り付けられると、嫌でもこれから何をされるのか想像してしまう。   「どんなって……それは……」  彼のモノで激しく突かれながら、前を執拗なまでにしごかれ、空っぽになるまで貪られて。  そして中に大量に精を吐き出され、意識が飛ばされるまで、抱き潰されたあの夜。 「コレでぐっちゃぐちゃになるまでケツを抉られて、ここを俺にしこしこされて、イキっぱなしみたいになった事?」  くっ……!やっぱりコイツ、性格が悪い。 「……今夜は特別に、優しくしてくれるんじゃ無かったっけ?」  涙目でギロリと睨み付けたけれど、僕の訴えは無視され、いつの間にか手に取っていたらしきローションを尻に垂らされた。  

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