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はじめての奉仕②

「ほら、続きは?  まさかこれで、終わりじゃないよなぁ?」  優しく頭を撫でながら言われた、煽り文句。  それが悔しかったから下着に手を掛け、一気にずり下ろした。  初めて日の光の下で見る、彼のモノ。  それを前に、こんな凶悪なのを突っ込まれたのかと、改めて恐怖を感じた。  しかし同時に、少しだけ興奮している自分もいて。  ……ドキドキしながら、その既に大きく勃ち上がったモノにそっと触れた。  それは僕のとはまるで違い、大きくて、硬くて、そしてちょっぴりグロテスクで。  ……なのに不思議と、嫌悪感は無かった。  根元に手を添え、ゆっくり上下にしごくと、彼の体が小さくピクンと震えた。  ......ヤバい、ちょっと可愛いかも。  それに気を良くした僕は、少しずつ大胆になっていった。  先端から溢れ出した、透明な体液。  舌を這わし、ペロペロとまるで子猫がミルクを飲むみたいに舐めると、今度はガクンと彼の体が揺れた。  これ、気持ち良いのかな。  ……嬉しい。もっと彼に、気持ち良くなって欲しい。  舐めるだけでは物足りなく感じ、口に咥えて、ゆっくり上下に頭を揺らす。  すると彼の唇からは、セクシーな吐息が零れた。 「初めての癖に、上手いじゃん。  そうやってされるのが、好きなの?」     息を乱しながら、そんな風な事を聞かれた。  だけど僕は、ちょっと潔癖なところがあって。  ……そのため女の子とセックスはしても、口でして貰った経験は実はなかったりする。  その事を素直に伝えたら、彼は嬉しそうに、今度俺がしてやるよと言って笑った。

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