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危険な遊び 3
ビクビクと腰を震わせながら切ない声を上げれば、リチャードが満足そうに笑みを浮かべる。
「ここがそんなにイイのか?」
「ち、ちが……っそこばっかり……やめっ」
硬く尖らせた舌先を小刻みに動かして刺激され、壮馬は堪らずシーツを握り締めて悶えた。
今まで感じたことの無い快感に頭がくらくらする。身体の奥底から沸き上がる疼きはどんどん大きくなり、無意識のうちに腰を揺らしてしまう。
リチャードは壮馬の腰を抱き、硬くなった下半身を押し付けて上下に揺らした。お互いのモノが擦れ合い、余計に興奮が煽られる。
腰を動かしながら、リチャードは壮馬の首筋に何度もキスをした。
「や、だめ……です……っ」
「ダメじゃなく良いんだろ?」
「んん、はぁ……んん……ッ!」
ちゅ、と音を立てて強く吸われ、声が出そうになり慌てて手の甲を噛んで堪えた。
「こら、噛むな。痕が残ったらどうするんだ」
「だ、だって……」
「壮馬はでも、だってばかりだな」
苦笑しながらそっと手を握りこまれシーツに縫い留められた。耳の中に舌を入れ、吐息混じりにセクシーな声に囁かれてぞゾクリと肌が粟立った。
「ほら、もっと聞かせてくれ」
「ん、ぁ……っ」
女みたいに喘ぐなんて自分のキャラじゃない。そう思うのに気持ちとは裏腹に身体はどんどん昂ぶって行く。
今になってようやく祥太郎が何故あんなに恥じらっていたのか理解出来た気がする。自分の口からこんな声が出るなんて知らなかった。
そんな壮馬の反応に気を良くしたのかリチャードは軽く唇にキスをしながら性器に手を伸ばしてきた。先走りの液でいやらしく濡れそぼったそれは既に腹に付きそうなほど反り返っている。
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