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危険な遊び 4

「あっ」 大きな手で包み込むように握りこみ上下に扱かれると溜息のような喘ぎが洩れた。クチュクチュと濡れた音が響き羞恥で庵の頬が朱色に染まる。 壮馬の反応を愉しむように、リチャードはまた首筋にキスをしてくる。片方の手で壮馬自身を扱かれて息つく暇もないほど愛撫が加えられ、身体はどんどん追い上げられていく。 「ん、ん……ふぁっ、ちょっ、待って下さい!」 キスをしながら胸と下半身を同時に刺激され、急速に射精感が高まり壮馬は慌てて性器を握るリチャードの手を押さえて動きを封じた。そうしないと、あっという間に達してしまいそうだった。 「我慢するなって。気持ちがいいんだろう?」 リチャードは構わずに壮馬を追い上げてゆく。我慢するなと言われても、どうしても羞恥心が先にたつ。 「で、でもこんなのすぐ……あっ、駄目――っ!」 唐突に耳の中に舌を差し込まれた。チュクチュクっと頭の中に濡れた音が響く。感じた事の無い強烈な感覚に身体を震わせるのと同時に、切羽詰まった声を上げ壮馬は堪えきれずに彼の手の中で精を放った。 リチャードは満足そうに微笑むと射精後の脱力した膝を折り、胸につくほど折り曲げた。露わになった後孔に長い指先が滑り込んで来て壮馬はびくりと身体を強張らせた。 「っ、あ……あのっ」 「なんだ?」 尻の窄みを指でなぞり、固く閉じた蕾にグッと力を入れて来る。無意識のうちに力が入り指の侵入を拒むと、リチャードは苦笑して宥めるように頭を優しく撫でた。 「力を抜け。痛いのが趣味なのか?」 そう尋ねられてブルブルと首を左右に振った。痛いのが好きなわけではないが、全く恐怖心がないわけではない。

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