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戸惑いと葛藤 20

「ソウマは本当に感じ易い……。こんなにいやらしいのに、これまで誰も手を出して居なかったのが不思議だ」 「な……っ、何言って……っ」 体内に挿れっぱなしになっているリチャードのモノが微かに脈動を繰り返し壮馬の内壁を刺激する。その細かな刺激がまるで波のように全身に広がり、意識がソコに集中して中に入っているモノの形をまざまざと感じ、壮馬は堪え切れず甘ったるい声を漏らした。 「んん……っ、ま、まだするんですか……?」 壮馬がリチャードを仰ぎ見ると彼はにやっと笑って「yes」と答える。 「いや、もう無理です!」と壮馬が答えようとするより早く、再びリチャードが腰を揺らし始めた。 「ひっ……ちょ、ちょっとっ! ま……あンッ!だ、だめっ」 奥深くを捏ねるように腰をグラインドされ、その拍子に前立腺を擦られ壮馬の口からは強請るような甘い嬌声が漏れる。 「あぁ……ん、やぁあっ」 熱く熟れた体内を硬い切っ先で掻き混ぜられ、ぐりぐりと腰を回されると甘い毒が全身に回り思考を溶かされて行く。 一度達したせいで敏感になった身体はまるで全身が性器になってしまったかのようにどこもかしこも気持ち良くて、腰が勝手に揺らめいてしまう。 もっとして欲しくて堪らない。湧き上がって来る淫らな劣情が憎らしい。けど、そんな事自分からそう言うのはあまりにもはしたなくて、枕に顔を埋めて声を殺した。 「もっと欲しいくせに」 だが、そんな壮馬の反応はリチャードにとってはお見通しなのだろう。彼はクツクツ笑いながらそう囁くと、腰の動きを一層激しい物に変えて行った。 「だめ、だめぇ……あァッ」 硬い雄が何度も何度も奥まで穿たれ、頭が真っ白になって行く。 同時に性器の先端を指の腹で擦られて壮馬は身体を弓なりに逸らしてもう何度目かもわからない絶頂を迎えた。

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