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02-8.

 ……問題はアルフレッドだ。  今朝、条件を受け入れて結婚をすると告げた時も大反対をしていた。  問題を起こしたのは自分だから、責任を取ると言い出して大騒ぎになったのだ。和解をする為の対話が長引いていることに勘づけば、乗り込んでくる可能性もある。  この状況を見られてしまえば、間違いなく、発狂するだろう。 「レオナルド」  ジェイドは愛おしそうにレオナルドの名前を呼ぶ。 「お前のその生意気な顔を汚してやると思うと興奮する」  視線をジェイドに向ければ、頬に熱が帯びている。  レオナルドの頬に擦りつけている陰茎の固さが増し、立ち上がっていることを見る限り、興奮をしているのは本当だろう。 「……頭がおかしいんじゃないか」  話をしている間もジェイドの手はゆっくりと上下に動かされている。 「そうでもないさ。愛おしいレオナルドを前にして興奮しないわけがないだろう?」 「白々しいな」  レオナルドは鼻で笑う。 「昨日会ったばかりの相手に言う台詞じゃない」  屈辱的な状況に置かれ、従順に振る舞うことを強制されたとしても態度まで改めるつもりはなかった。 「それとも、一目惚れをしたとでも言うつもりか?」  普段通りの言葉遣いで接するようにと言ったのはジェイドである。  文句を言われる筋合いはないだろう。 「一目惚れには間違いないな」  ジェイドの言葉に対し、レオナルドは眉を潜める。  先走りし始めた陰茎を頬に擦り付けられるたびに、嫌悪感が身体を支配する。 「だが、勘違いはしないでくれよ。俺は昔からレオナルドが欲しくてたまらなかったのだから」  ジェイドの目的が理解できない。  ……会った覚えはないんだが。  昨日、初めて会ったはずだ。  それなのにもかかわらず、以前から好意を寄せていたかのようなことを口走っている。  ……対策を練る必要があるな。  和解に応じてもらう為に提示された条件は無条件で受け入れた。

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