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02-11.
それはレオナルドの命を守る為には仕方がないことなのだと、レオナルドが外に出たいと駄々を捏ねる度に言い聞かされてきた言葉だった。
「レオナルド?」
ジェイドは黙ってしまったレオナルドを気遣うかのように名を呼んだ。
「なんでもない」
……なぜだろう。
出会いは最悪だった。
出会ってから二日しか経っていないのにもかかわらず、口で慰めるように求めてくるような変態である。
……ジェイドの言う通りになる気がする。
「俺のとは違うな」
覚悟を決めた。
ジェイドの陰茎を軽く握る。
嫌悪感は拭い切れなかったが、他人の陰茎をまじまじと見る機会もそう恵まれないものだと割り切ることにした。
「はっ、少し触っただけでこれか」
ジェイドの陰茎を軽く手で上下に擦れば、固さが増していく。
「ジェイドは男相手に興奮するのか」
主導権を握っているような気がしてきた。
「さっさと出してしまえ」
遠慮なく上下に擦る。
視線はジェイドの陰茎に真っすぐ向けられており、嫌悪感を隠すこともしない表情のままだというのにもかかわらず、ジェイドは興奮を隠し切れない様子だった。
「レオナルド」
愛おしそうにレオナルドの髪を撫ぜる。
それから気持ちが良いというかのように息を吐いていた。
「俺の可愛いレオナルド」
恋人に愛を囁くかのようにジェイドはレオナルドを呼ぶ。
「愛しているよ、レオナルド」
その間もレオナルドは無言でジェイドの陰茎を上下に擦る。
時々、射精を促すかのように力加減を変えた影響もあるのだろう。完全に立ち上がった陰茎は熱を持ち始めている。
……気持ち悪い。
独特の臭いがある。
嫌悪感から手が止まりそうになるが、早く終わらせてしまいたい一心で必死に上下に動かす。
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