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03-10.

 ジェイドは慣れた手つきでレオナルドの洋服のボタンを外していく。  鍛えられていないひ弱そうな白い肌が晒される。服の上から擦られ、摘ままれた乳首は薄い桃色をしているが、しっかりと主張していた。  ……男に裸を見られても恥ずかしくなんか……!!  そう思うものの、声には出せない。  ジェイドの視線がレオナルドの身体に向けられることを感じ、気恥ずかしさから目を反らす。 「赤くなってるんだけど。わかるか?」  ジェイドは主張している乳首の周辺を撫ぜる。  わざとらしく乳首に触れないのは焦らしているのだろう。 「しっ、知らない! わかんない!」  レオナルドは顔を背けながら声をあげる。  自由になっている両腕で顔を隠す。  強請るようにしてしまったキスにより蕩けたような顔をしている自覚があるのだろう。 「弄ったりしてる?」  ジェイドは乳首を突く。  軽く触れているだけでは物足りなさそうな主張をしている乳首に触れるのを止めさせようとしないのは、強い快感を求めているからだろうか。 「してない」  レオナルドは恥ずかしくてそれどころではないのだろう。  顔を隠しながらも小さな声で否定した。 「そうなのか」  ジェイドは指で弄っていた乳首に顔を近づけ、舌で舐める。 「ひゃっ!?」  その途端、少しだけ高い声があがった。  レオナルドは顔が見えないように隠していた腕を動かし、自身の口を押える。  味を確かめるように舐め続けていくと抑えきれない声が漏れていく。  ……な、なんで。  キスをした時と同じように気持ちが良い。  ジェイドの舌で翻弄されている右側の乳首と、手持無沙汰さのように少々雑に弄られている左の乳首から与えられる二つの快感に抗えない。  ……こんなに気持ちいいなんて!  声を抑える為とはいえ、自らの手で口元を抑えていることにより酸素が少なくなる。

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