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03-14.

「ひっ、あっ、んんっ」  レオナルドの口から洩れるのは言葉にもならない喘ぎ声だ。  達したばかりで敏感になっている場所を刺激され、無意識のうちに腰が動いてしまう。 「ひゃっ、んっ!!」  何も考えられなくなるような快楽の中、レオナルドはジェイドの背に腕を回し、必死にしがみついた。  目の前で光が走っている。  片頭痛が起きる時のような現象だ。頭が限界を訴えているのにもかかわらず、レオナルドはその快楽から逃げる方法を知らなかった。 「やりゃ、やりゃってっ」  呂律が回っていない言葉を繰り返す。  喘ぎ声に混ざった必死に訴えに対し、ジェイドは笑っていた。 「なにが嫌なんだ?」  余裕のない声だった。 「気持ちいいだろ?」  与えられる言葉に頷きそうになる。  それに抗おうとしているのか。今まで感じたことのない会館に恐怖心を抱いているのか。レオナルドはジェイドに縋りつくように口を開けた。 「やりゃっ、もう、やだっ」  慣れていないのもあるだろう。  先走りと先ほどの射精で濡れている陰茎は今にも達しそうになっている。 「おかしくなるっ」 「いいぞ。おかしくなっちまえよ」  レオナルドの声に応えるかのようにジェイドは陰茎を強く握った。 「ひぃっ!」  その快感で二度目の射精をする。  まだ濃い白濁の液が飛び出したのは日頃から自慰行為をしていないからだろう。頭の中が真っ白になるような快感を与えられたレオナルドはしばらく目を見開いたままだった。 「二回目でそれだと気絶しちまうかもな?」  ジェイドはレオナルドの眼から流れた涙を舐める。  これだけで終わりではない。その言葉の意図を受け止めることができるほどの思考回路はレオナルドに残されていなかった。  ジェイドはレオナルドの両足を掴み、胸の位置まで持ち上げる。身体が柔らかいのだろう。多少の無理がある姿勢をさせても痛みなどはなさそうだ。

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