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03-16.

「ひいっ、んんんっ!?」  強すぎる快感から逃れようとしているのだろう。  無意識に腰が動いてしまう。それでも逃げることはできず、激しい快感に再び頭が真っ白になりかける。 「やだやだやだっ」  ジェイドの背中に回していた腕に力が入らず、そのまま、滑り落ちる。  捕まるところがなくなった腕は寝具に引いてあるシーツを握りしめる。 「ひやあああっ!?」  その間も刺激は強くなるばかりで再び射精をする。  今まで出したことのない高い声ばかりがでる。言葉にならない声が自分自身から出されているものなのかさえもわからない。  頭が真っ白になり、そのまま、意識を手放してしまいそうになる。 「レオナルド」  左手で頬を撫ぜられる。  名前を呼ばれても、頬を撫ぜられても返事がない。  強すぎる快感がすぐには身体を抜けてはくれないだろう。痙攣をするかのように震える身体はジェイドの右手の指を離したくないというかのように締め付けていた。  それを戸惑いもなく抜く。  濡れた右手の指を適当にシーツで拭いながら、快楽の中から戻ってこないレオナルドを見てジェイドは幸せそうに笑っていた。 「もっと気持ちよくなろうな?」  ジェイドはそう言いながら自身のズボンに手をかけ、下着を脱ぎ捨てる。  我慢の限界だったのだろう。完全に立ち上がっている陰茎を解されたばかりのレオナルドの穴に先を当てる。 「んぁ……?」  ぼんやりとした目でジェイドを見上げるレオナルドの顔は蕩けていた。  快楽を覚えたばかりの身体には辛いだろう。しかし、ジェイドもこれ以上は我慢が出来なかった。 「大丈夫。俺に任せておけばいいから」 「……ん」  ジェイドの言葉に対し、レオナルドは緩み切った顔で笑った。  それからキスをしてくれるものだと思ったのか。  眼を閉じて、口を少しだけ開ける。  それに応えるようにジェイドはレオナルドの唇を塞ぎ、舌を入れる。

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