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第八章・5

「悠希? 何をする」 「僕、貴士さんに悦んでもらいたいんです」  そして、彼の先端にそっとキスをした。  細い舌を伸ばし、太い棒茎を舐めた。 「悠希。無理はいけない」 「……」  ぺろぺろと、夢中で舐める悠希。  柔らかく温かな舌は、この上なく貴士を捉えた。 (無垢な少年が、こんなにも必死で)  それは清らかであると同時に、淫靡な光景だった。  時折、貴士を伺うように、悠希が上目遣いを寄こす。  そんな仕草もまた、興奮の材料になる。  やがて悠希は、貴士をすっかり口に含むと、抜き差しを始めた。  含むと言っても、小さな悠希の顎では太くて長い貴士は収まりきれない。  それでも頑張って喉奥まで咥え込もうとする悠希に、貴士は心を打たれた。 「悠希、ありがとう。もういい、放しなさい」 「ぅく」  初めてのフェラを終えた悠希の頬は、赤く染まっていた。

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