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甘い声音が耳朶を擽る。
「いいねぇ。大天使が乱れていく姿も中々の見物だ。夢中にさせて、壊したくなる…」
「…っ」
「んふふふっ、これが、魔族の嗜好さ。夢中にさせて、闇へと堕していく。壊して、壊して、壊しまくる…」
ズボンのベルトが外され、ジッパーを下げた。
反応を見せている自身は外気に晒される。それを目にしているゼウダ-は実に楽しい気持ちになった。
「…っ、ぁ」
「こいゆう行為するのは初めてか?」
「ぁ、こんな…行為は…知らな…っん」
「なら、我が初めてか。大天使であるソナタの肉棒を触るのも、抱くのも…」
別に、行為事態を知らない訳ではない筈。
魔族が天使達をどう抱くのか、どうやって甘い蜜という毒を注ぐのかを彼は映した事ないだけだろう。
だけど、知っていたら知っていたで、詰まらない。
こいゆうのは、順序よく、教えていくのが楽しいのだが、そんな時間があるだろうかなんて、悠長な考えが、男の中に出た。
何処からともなく、心地よい音律が…。
聞こえてきそうな感じがした。
我が、彼に、逢った瞬間。
廻るだなんて、誰が、予想出来る。
鳴呼、我にしては、珍しいのか。
この、七大天使を…。
どうしてやろうかと、頭の中で、考えている思考が、巡ってきた。
思わず、自嘲したくなる。
こいゆう風に、人に、触れる事があるとは、思っていなかった。
ー…なら、魔族らしく。
この、遊戯を、楽しむのも一つだろう。
その…。
色気溢れる表情が、男を、煽るとも知らず。
まったく、無知な子よ。
我が、教えるのは、性行為の中で、熱い熱い物を、注ぐ所から始める。
その身に、刻み込むと、良い。
七大天使が一人…。
『ウリエル』。
他の七大天使には無い美貌と、気高さ、そして、気品溢れる持ち前は、感服する。
さぞかし、彼方の具合も…。
良いのだろうな。
彼は、口元が、つり上がったのが、解った。
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