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一瞬、体がゾクッとした。
耳の中に、舌が入ってきたからだ。
「やっ、め…っ」
執拗に、舐められる。
くちゅっ、くちゅっ、と。
厭らしい音が、直に入る。
「んっ…ぁっ」
「感じたか?先ほどより、主張をしているな」
「ちょ…っ…」
「主張している部分が可哀想だから解放しただけだ。しかし…実にエロい」
目線が、ウリエル自身に下ろされた。
さっきまでは、僅かな反応しか、示していなかったのに。乳輪を攻められたり、耳を舐められたりされたせいか一段と、反応を示していた。
「美味しそうな蜜が出てきているな」
先端から、微かに出ている蜜。
長い指が絡め取り、亀頭に刷り込むかの様にくりくりする。
「ん、あっ…」
艶やかな声音が、漏れた。
流石、魔族。
これを、貶めると言うのか解らないですが。
ー…凌辱というのは。
感覚で、掴めます。
こうやって、堕ちていく、天使達も居るんですね。
その場合は…。
第二天『ラキア』。
堕天した者を、幽閉している場所。
『もう、兄様は、第七天じゃないですか…』
薄っすらと、浮かんだのは、弟の拗ねる顔だった。
天界には、第一天から第七天がある。
ー…第一天が、下界に近ければ。
第七天は、神に近い。
眩い光に包まれているのが、第七天『アラボト』の特徴。其処に、支える事は、素晴らしい事で、大天使が、憧れる場所。
神の元で、支えるのが本望と言っても過言ではないくらいの職務。
『だから、子作りに関しては』
主に、人間みたく生殖器を、擦り合わせながら、合体したら、その、体位を楽しみながら作るというけど。
人間も、進化に伴い成長しているのでしょうね。
だって…。
ちらりと、自分の体勢を、映すウリエルは、上がる吐息に、熱が、籠っている事に、気付いた。
彼に、気付かれてしまえば、思いのツボになってしまうのは、解っているが、身体は、素直に、感じてしまう。
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