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どっちにしろ、我の中に生まれた感情は、熱く燃え上がるのだろう。 もっと、彼を抱いてみたいと思う度に、沸き上がってくる物の扱いに、戸惑うのは、目に見えている。 “魔族には魔族なりの自尊心がある”。 如何に、相手を自分側に、引きずり込めるかが、勝負の決め所。 なら…。 その、希望通りに応えてやろう。 我の自尊心に誇りを掛けて、七大天使であるソナタを堕としてやる。そして後悔すればいい。 己が言った浅はかな発言を…。 「くくくくっ、楽しみだ…」 共に、魔の熱きワルツでも踊ろう。 「ウリエル…」 ―…逃がしたりはしないぞ。 乱れていくソナタを、我は、瞳に映しながら。 優越感に浸る。 それも、性行為の楽しみ方だと思う。 アイツに、言ったら…。 『ゼウダ-、吟詩でも歌いませんよ。そんな臭い詩を。何処に、性行為をしながら…愛の詩を歌う洒落た魔族が居るんですか。ベッドで、口説くのは、解りますが』 なんて…。 悪戯な顔をして、吐きそうだな。 お決まりの科白より、少し、臭い方が、腰にきたりしないのか。 今度、試してみるのも、アリだと思うんだ。 ウリエルに、愛を囁く…。 中々、小洒落たセッテング。 後孔に、熱い、昂りを入れて、トロトロな蜜と交わる白濁が垂れる瞬間、刻みたくなる。 魔族の子作りの知識を。 麗しき大天使『ウリエル』に、魔界貴族の心得とやらを、教え込むのも、楽しみが、一つ、増えた感じだ。 身体に、教え込んで、時を、刻むのは、得意。 彼が、堕ちる覚悟が出来るまで…。 我の身体を、教えるってのも、悪くないだろう。 鉄は、熱いうちに打たなければ、勿体無い。 第二圏に、棲んでいる以上、それなりの自尊心がある。 此処は、そいゆう所なんだと、教えられた。 『愛欲』や『邪淫』を犯した者は、必ず、辿り着く場所。 それが、魔界王族最高峰“ブルブェニ”が管轄にしている第二圏。

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