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第5話 性奴隷の生活①~射精管理~※
「……ぅっ……んんッ……もっ……」
素っ裸で、両手首をまとめて拘束され、天井につながった鎖に吊るされた少年は、
「もぉッ……いっ、イかせてッ、くださっ……」
悲鳴のような声をあげた。
――仙頭組の組員、須長が殺された現場に居合わせてから、一カ月。
丹下組に捕らわれた少年――三浦 椿は、丹下組のアジトのある雑居ビルの一室で、性奴隷になるための調教を受けていた。
衣服を身に着けることはできず、囚人のように縄で後ろ手に縛られ、排泄も環視のもと行われる。
泣きながらタライの中に出した汚物を自分でトイレに流しに行くときだけ、拘束を解かれ、歩くことがゆるされた。
それ以外は、首につけられた大型犬用の首輪につながったチェーンで柱に固定されているか、調教用の鎖で梁に吊るされているかのどっちかだった。
「うるせぇ」
レバーの鞭で、屹立したチンポをピチッと叩かれ、「ひぃぃぃぃっ……!」と飛び上がる。
バンザイした格好で吊るされた鎖は天井の滑車に繋がっており、ガラガラと反対側の鎖を引かれた椿は、ほとんど爪先立ちに近い姿勢を強いられることになった。
リノリウムの白い床が無機質な印象を際立たせる、六畳ほどの小部屋。
段ボールにぞんざいに放り込まれたバイブやローターなどの責め道具。
浣腸用のシリンジやグリセリンボトルの入ったバケツ。
排泄用のアルミニウムのタライ。
犬のエサのような残飯とわずかな水だけ与えられる、プラスチックのエサ皿。
まるで拷問部屋のようなそこで、椿は昼夜を問わず、丹下組の組員たちにいたぶられていた。
彼らは、組織に売られた者を性奴隷に仕立てる術に長けていた。
「こいつ、ま~た、チンポ汁垂らしてやがる」
チンポの先に光るガマン汁に目をとめた男があざ笑う。
椿のチンポの根もとには、射精をせきとめるステンレス製のコックリングが嵌められていた。
「オナ禁させて何日だ?」
「5日だよ」
隣の男がタバコを吸いながら、宙吊りにされた椿の裸身を欲情にまみれた目で舐め回す。
――銀色のチェーンのぶら下がったニップルクリップで挟まれ、真っ赤に腫れあがった乳首。
尻穴の奥深く埋め込まれ、ブブブブとくぐもった音を立てるアナルバイブ。
バイブは一日ごとに一回り大きなものに替えられ、寝るときもずっと入れられたまま。
そのうえ、腸内に塗り込められたローションには、強烈な催淫効果があり、椿はこの数日間勃起したままで射精を禁じられていた。
「あっ、もっ、お願い……ですっ……」
ニップルクリップをプルプル揺らしながら、体をくねらせた椿は、
「だ……出させて――くださ……い……」
と哀願する。
「あん? なんかいったかぁ?」
わざとらしく聞き返した男に、
「チンポ……い……痛くて……もう死にそうなんです……どうか……」
ひたすらに慈悲を問う。
「うっ……イッ……インランな性奴隷のスケベ汁……出させてくださ――お願い……」
一縷の望みをかけ、男たちが気に入るようなセリフで吐精を懇願する――椿の姿は、鋭い針で羽を留められた蝶のように、儚げで美しかった。
「ふん……」
パイプ椅子にドスッと腰を下ろしたふたりの男はしばらく何か相談していたが、やがて、
「いいぜ」
とうなずいた。
「ただし――おれたちを満足させることができたらな」
「な――なんでもしますから……」
長い睫毛の先をふるわせる椿に、タバコを吸っていた男が、ふぅっ、と煙の輪を吐き出し、
「だったら――チンポダンス、踊ってみせろ」
といった。
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