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第12話 地下室の奴隷たち~紳士クラブの正体③~※
……20番目の客に選ばれた、No.45の少年が、四つん這いの姿勢でプリプリと尻を振りながら、先客の3人いるテーブルにやって来た。
「さぁ。他の紳士たちに挨拶なさい」
鎖を引いた男に、「はいっ、ご主人様」とひきつった笑顔でこたえてから、「ご、ごきげんよう……紳士の皆様」と床に額をこすりつけて挨拶する。
そして、這いつくばったまま、尻を客側に向け、
「きょ……今日は……お優しいご主人様に――ケツマンコにアナルビーズを入れていただきました」
高く突き出した尻たぶをクパァッと左右に押し拡げる。
「ぼ……ぼくはとてもインランなので……お……おマンコをブブブブッって弄られるの……とても、気持ちよくって……うれしいです……」
口上が終わるか終わらぬかのうちに、少年の尻穴からのぞくアナルビーズの丸い取っ手をつかんだ男が、
「こうしてズポズポされるのも好きなんだよなぁ?」
ズボッと勢いよく抜いてから、ズコズコと何度も抜き刺しした。
「うっ……! フッ……ウゥッ……! ズッ――ズポズポッ……! はっ、はいっ……だっ、大好きッ……ですッ……!」
予想しなかった激しい責めに目を剥きながら、少年は、悦 ぶふりをする。
「よし。今度は前向いて挨拶しろ。ガニ股になって、しっかりチンポ見てもらうんだぞ」
「は……はいっ……」
よろよろと起き上がった少年は大股びらきのポーズをとると、両手を頭の後ろで組み、
「チ……チンポは……紐とリングで、しっかり縛っていただきました……」
腰を前に突きだし、拘束されたペニスを男たちの前に晒す。
「どうかじっくりごらんになってください……」
――と、そこで、男がいきなり少年の乳首のクリップを外した。
「ヒィッ……!?」
引き千切られるようにクリップを外され、唖然とする少年に、
「そのままではつまらないから、チクニーしながら挨拶してみろ。そうだな……乳首を弄りながら、腰をへコへコするんだ。バイブは最大にしておいてやるから」
男は、さらなる指令を課す。
「はっ……はいっ……」
少年は慌てて、頭の後ろで組んでいた手を乳首に持っていく。
そして、すでに引き伸ばされ、赤く膨れあがった乳首を、親指と人差し指でつまむ。
と同時に、腰を前後にへコへコと動かし、プルプルとチンポを振りはじめる。
「あっ、ちっ、ちくびっ……イイッ……! チク二ーッ……気持ちいいれすっ……!」
ガニ股で、ハァハァと舌を出しながら、爪で乳首をピンピン弾いたり、クニクニとシコッたりする、無様なチクニー姿。
「ははっ、あんなに舌を出して。メス犬以下ですな」
「見てください。あのチンポ……いやらしい汁が滲みだしてきてますよ」
「おや、たいへんだ。栓をしないと……これなんて、どうです?」
「ひぃぃぃぃッッ……!」
客のひとりが渡したマドラーを、尿道にぶっ刺された少年は悲鳴をあげた。
「うるさいぞ、せっかくいただいたのに、なんだその態度は」
マドラーが深々と埋め込まれたチンポを平手で打たれ、「ひいっ!」と跳ね上がる。
「おまえのだらしないチンポを見かねてくださったんだ。礼をいわないか!」
「ひっ……!」
バチ―ン、バチ―ン、と往復ビンタのようにサオを叩かれ、はち切れそうな痛みに悶絶しながら、
「あっ……ありがとうございますっ……!」
少年はマドラーを渡した客に、ペコペコと頭を下げる。
「手がとまってるぞ!」
「うっ……すみません……」
少年がチクニーを続けているあいだ、黒服に命じて、新しい責め具を持ってこさせた男は、
「よし。無様なチクニー姿を見せられたごほうびをやろう」
透明なニップルサッカーで、少年の乳首を吸引する。
「ふっ……! うぅっ……!」
強烈な吸い上げに呻く少年の乳首を、ギリギリと締め付けてから、
「チンポももうすこし鍛えておかんとな」
ゴルフボールほどの大きさのシルバーボールが3つ、鎖で連結されたコックリングを、少年のペニスに嵌め込んだ。
「あぁぁぁッッ……!」
ボールの重みで、ズンッ、と沈みこんだチンポに、少年は悶絶する。
思わず、
「いっ、痛ッ……! いたいっ、いたいようっ……!」
と泣き叫ぶと、
「うるさいぞ。罰として、もうひとつ追加だ」
「ひいいぃぃ―ッ……!」
少年のペニスがさらなる重りで下がる。
そのシルバーボールは、分銅と同じ要領で、ボールの下部にあるフックで、いくつでもつなげられるようになっていた。
「これ以上わめくようだったら、また追加するからな」
「いっ、もっ……申し訳ございませんッ……!」
汗と涙と鼻水で顔じゅうぐちゃぐちゃにした少年は、
「だ……だらしない奴隷のチンポッ……鍛えてくださってありがとうございますっ……!」
と媚びへつらう。
「うれしいか」
「はっ、はいっ……!」
「だったらもう一個、やろう」
「え……?」
さらにボールが追加され、5つものシルバーボールにチンポを引き伸ばされ、「ふっ……!ぐっ……!」と歯を食いしばり、悲鳴をこらえる。
頭の後ろで手を組み、ガニ股ポーズをとった少年は、これ以上ボールを増やされないよう、夢中で腰を振る。シルバーボールが、ぶらーん、ぶらーん、と振り子のように左右に揺れる。
「ははっ、いいぞ。もっと踊ってみせろ。メスチンポ鍛えてオスチンポになるようがんばれ」
「はいっ。メッ……メスちんぽっ――がんばりますっ……!」
少年は、ボールの重みで垂れ下がったチンポを揺らしながら、「イッ……ヒィッ……メスチンポ特訓……見てくださぁ〜いッ……!」とアピールする。
憐れなその姿を、テーブルの客たちはあざ笑う。
――紳士クラブで禁止されていることは、ただひとつ。
いわゆる本番行為――アナルセックスだけ。
それ以外は、何をしてもいい。
どんな恥辱プレイも、残虐プレイもOK。
ドSな変態紳士たちにとって、こんなパラダイスは他にない。
「よし。そろそろ「椅子」になれ」
「はいっ……」
テーブルの前に四つん這いになった少年の背中に、男はドスッと腰を下ろす。
そして、他の客たちと酒を酌み交わし、話をはじめる。
そのあいだ、少年は、アナルビーズに腹のなかを抉られ、拘束されたチンポをさらに苦しめるボールの重みに耐えながら、じっとしていなければならない。少しでも動けば、またさらなる拷問が少年を待ちかまえているのだ。
紳士クラブの長い夜が、はじまった……。
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