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第14話 地下室の奴隷たち~「ザーメン搾り隊」②~※
「……くっ……! ううっ……!」
強引にせきとめられた排泄感と、むず痒いところまで届かない――たんなるストッパーとしてのプラグに、少年は咽び泣く。
腹は相変わらずグルグルと鳴り、死ぬほどつらい。
が、それでも――栓をしてもらったことに、礼をいわなければならない。
「あ……だらしないケツマンコに……栓をしていただき……ありがとうございます……」
よろよろと起き上がった少年は、両手を前につき、額を床にこすりつける。
「ふん。もう、もらすなよ」
「はい……」
「わかったなら、とっとと仕事をしろ」
「承知しました……」
客は、それぞれの「椅子」のもとに戻り、腰を下ろす。
ふたたび、酒を飲み出した男たちの前に、ザーメンを入れるためのビールジョッキを手にした少年はひざまずき、
「失礼します……」
ジョッキを横に置き、客のスラックスの前をひらき、ギンギンに勃起したペニスを取り出すと、うやうやしく両手で捧げ持つ。
「お……おチンポ……しゃぶらせていただけますでしょうか?」
「よし、まずは犬みたいにしっかり臭いを嗅げ」
「はい……」
蒸れた中年男のペニスに鼻を近づけ、
「ご……ご主人様の……逞しいオスの臭いがします……」
少年はスンスンとそのくさい臭いを嗅ぐ。
「おまえらはほんとうにチンポが好きなんだな。このザーメン奴隷が」
「は、はい……おチンポ……しゃぶらせていただき――ありがとうございます……」
客のザーメンでジョッキを満たさなければ、少年の仕事は終わらない。
ザーメンの量がいちばん少なかった者が罰ゲームを受けることになっているため、「ザーメン搾り隊」の少年たちは必死で客のチンポをしゃぶるのだ。
「よし。だったら存分にしゃぶらせてやろう」
がしっと頭をつかんだ男に、いきなり喉奥までチンポを突っ込まれ、少年は白目を剥く。
「……ウッ……! フッ……グッ――オェッ……!」
「口を大きくあけろ! 喉マンコでしっかり咥えるんだよ!」
男の陰嚢とペニスで鼻と口を塞がれ、窒息しそうになりながら、少年は、男のモノを口いっぱいにほおばる。
ピンヒールの脚をM字にひらき、フゴフゴと豚のように鼻を鳴らし、男の欲望に奉仕する少年。
やがて、
「イくッ……ぞっ……」
少年の頭をガクガク揺らしながら、男はその口にビュルビュルとザーメンを放った。
「ふぅ……よし、見せてみろ」
男のことばに、口を大きく開けた少年は、口内にたまった男のザーメンを見せる。
唇の端から、溢れ出したザーメンが流れ、少年の顎を滑り落ちていく。
涙に濡れた大きな瞳。
ヒクヒクと動く小さな鼻梁。
許可が出るまで、ずっとそのままでいなければならない少年は、すがるような目で男を見上げる。
そうしている間にも、腹のなかでは、ギュルギュルと下剤が暴れ続けているのだ……。
「よし」
ようやくゆるしを得た少年は、ジョッキの中に男のザーメンを吐き出した。
ザーメンとともに流れた唾液が、ツウッ、と糸を引き、男のペニスに抉られ続けた喉がゲェゲェと苦しそうに鳴る。
が――少年に、息をつく時間などない。
「大事なザーメンミルクをいただき――ありがとうございました……」
ジョッキを横に置き、ふたたび男の前にひざまずくと、
「おそうじフェラ――失礼いたします」
ハムスターのように頬をふくらませ、咥えた客のペニスを、チンカスまで舐めとりながらきれいにしていく。
「よし。もういい」
「はひ……」
すみずみまで舐めあげた客のペニスをスラックスのなかにしまい、頭を下げる。
「次はこっちだ!」
横の客が、少年のチンポのコックリングチェーンを引いて催促する。
「ひっ……!」
バランスを崩して仰向けになった少年に馬乗りになった客は、
「ははっ。相変わらずひでー腹だな」
膨らんだ少年の腹を、ぐいっ、ぐいっ、とこぶしで押す。
「うっ……! ぐぅッ……!」
ブチュッブチュッ、と下った腸液に、アナルストッパーがピクッ、と押し下がる。
「おらおら。クソもらさないようにしっかり入れとけよっ」
さらに奥にねじ込まれ、
「ヒィィィッ……!」
と悶絶する。
ピクピクと小鹿のようにふるえる少年を、真上からのぞきこんだ客は、
「そうそう。おまえはこの顔が最高なんだ」
と笑う。
「このおっぱいも可愛いよなぁ……まだまだ小さくて――ちっぱい、ってヤツか?」
自ら取り出したペニスを、少年の乳首にグリグリとこすりつけ、もう片方の乳首を爪で、ピンッ、ピンッ、とはじく。
「あっ、はっ……あっ……アァッ……」
「おっ、乳首、おっ勃 ってきてるじゃないか。気持ちいいのか?」
「あっ……はっ……はいっ……」
「だったらもっと気持ちよくしてやろう」
気分をよくした男は、かごから電マをふたつ持ってくると、両方の乳首にウィィィィーンッ……と押し当てた。
「あっ……あぁっ……!」
「へへっ、ここもどうだ?」
電マをいきなり亀頭とサオに擦りつけられ、強すぎる刺激に少年は跳ね上がる。
「……ッ……! ぁぁッ……! ひぃぃぃぃ―ッ!」
「おやおや。派手にやってますな」
隣の客が床にひっくり返った少年をのぞきこむ。
「あとでプラグと同時にコックリングも外してやりますか」
「それはいい。クソとザーメン、両方ぶちまけながら、泣かせましょう」
「ふふっ……楽しみですな」
果てることのない――地獄の夜。
そのフィナーレを飾る、地獄のスレイブショーがはじまるまで、少年は男たちのペニスをしゃぶり、笑いながら体じゅうにぶっかけられたザーメンを、ジョッキの中に入れようと必死で追いかけ回していたのだった……。
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