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第19話 地下室の奴隷たち~地獄のスレイブショー④(大スカ)~※

「……アッ……! ぐっ……! うぅっ……!」  ステージの中央で、頭の後ろで手を組み、大股開きのスクワットポーズで、白い「おまる」を跨いだ椿は、 「もっ……でますっ、うんこっ、でますぅッ……!」  と苦しそうに身をよじらせた。 「まだだ。5分経ってないだろ」 「うっ……!」  ザーメンにグリセリンをたっぷり混ぜた浣腸液を大量に注ぎこまれたアナルが、ヒクヒクと切なそうに動く。  ステージ上に鳴り響く、グルグルという腹の蠕動音。  全身汗みずくになった椿は、 「もっ……むりですっ……うんこっ、うんこっ、出させて――くださっ……」  ひくっ、ひくっ、としゃくりあげはじめた。  ――5分間、うんこを出すのをガマンすること。    だが、限界をとうに超える量の浣腸をされ、そんなことができるわけがなかった。   「まだ2分しかたってないぞ! しっかりケツ穴ひきしめてこらえろ!」  客席から情け容赦ない野次が飛ぶ。 「うっ……もっ……だめっ……ぇッ……!」  ガクガクと足を震わせた椿は、 「お願いしますっ、うんこっ、うんこっ、させてくださいっ!」  狂ったように連呼する。 「うんこっ、うんこっ…………! 出ちゃうっ!うんこっ……! でるぅっ!」  ブッ! ブッ! ブブッ! というみっともない破裂音とともに、椿の尻穴から、ブチュッと排せつ物が飛び出す。  ほとんど液体に近いそれは、太腿やふくらはぎに飛び散りながら、ボトボトッと幼児用のおまるに落ちていく。 「うっ、くっせぇな!」  最前列の客が顔をしかめる。 「3分しかもたなかったか」 「締まりのないケツマンコだなぁ」 「あぁっ、ごめんなさっ……ごめっ――なさっ……い……」  盛り上がったアナルが、さらなる排泄の予感に大きく拡がる。  やがて、あらかたグリセリン液を出し切った尻穴から、メリメリと固形の排せつ物が顔をのぞかせた。 「……ウッ……ううーっ……!」  ボトンッ、ボトンッ、と切れて、落ちた、バナナのようなその便に、客席はどっと湧く。 「なんてぶっといクソだ」 「あんなデカいのをためこんでましたか」 「人前であんなクソをひねりだすなど、羞恥心が欠落しているのでしょうな」 (あっ……あぁっ……)  頭の後ろで手を組んだガニ股ポーズの椿は、なすすべもなくふるえる。  立ったまま、便をひねり出した椿は、 「……たった5分……が……がまんできずに……臭いうんこをブリブリ漏らしてしまい……ほんとうに申し訳ありませんでした……」  と詫びる。 「罰としてもう300追加だ。自分でケツ穴おっぴろげてみせな」 「うっ……はい……」  そして、ガマンして堪えられない便を出す行為を繰り返し強いられ―― 「う……うんこ……出させていただき……ありがとうございました」  脱糞ショーは、ようやく終わった。    だが、スレイブショーは、それで終わりではなかった。 「――みなさまのおかげで、このクソ奴隷の汚いケツ穴をきれいにすることができました」  片付けられたおまるに、清掃された床。  ビシャッとバケツの水をかけられ、モップで物のようにゴシゴシこすられた椿は、汚れた全身を雑巾で拭かれる。  ピエロに首の鎖を引かれ、四つん這いでステージの中央に這い出た椿。  その瞳にはもうほとんど生気がなかった。 「ショーの最後はみなさまにご協力いただきたいのですが――よろしいでしょうか?」   「何をするんだ?」 「はい。――おい、立って、手を後ろで組め」  ピエロの命令に、フラフラ立ち上がった椿は、手を腰の後ろで組む。  そのチンポは、くたびれ果て、だらんと萎えていた。 「さきほど、結腸責めで勝手にイきやがったこのクリチンポを――」  ぺちーんっ、と亀頭を平手で叩かれ、「ヒィッ……!」と悲鳴をあげる。 「みなさまに鍛えていただきたいと思いまして、こちらを用意させました」  アシスタントの黒服が、舞台袖から、2段組ワゴンをガラガラ押して、登場する。  ワゴンの上に並べられたローションボトルと積み重ねられたガーゼタオル、そして、ローションのたっぷり入ったステンレスボウル……。  それを見た椿の目が、はっとこわばる。 「ローションガーゼか」   「はい。お手数ですが、1番テーブルからおひとりずつ、壇上にあがっていただけないでしょうか」  ――客は、20人。  それは最低でも20回、ローションガーゼを強いられることを意味していた。 「……い……や……」  ふるえあがった椿は、 「やめ……て……」  とつぶやく。 「もう……お願い――ゆるし……て……」  もつれる足で逃げようとして、ピエロと黒服におさえつけられる。 「……やっ……! いやぁっ……!」  暴れる手足をつかまれ、ズルズルとステージの中央に引き戻された椿は、天井からぶら下がった滑車の鎖に吊るされた。   「うっ……くっ…ウッ……!」  後ろ手に縛られ、背中から一本吊りされた腕。  滑車の鎖につながれた足枷。    その横にワゴンを寄せた黒服が、下段から取り出したペット用のトイレシートを椿の下に敷く。 「こないだのショーでは、ションベンも漏らしたからな。お客さまが滑らないように、ちゃんとここに出せよ」  鎖を引いたピエロは、尻穴とチンポがよく見えるよう、角度を調節する。 「うっ……あぁっ……」  ギリギリと持ち上げられる鎖に、両足を限界まで拡げられた椿は、ガクガクとふるえだした……。  

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