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第28話 出張レイプ②(大スカ)※

   神楽坂の料亭には、丹下組の幹部たちが4人いた。   「おお、やっと来たか」 「待ちくたびれたぞ」  カコーン、と鹿威(ししおど)しの鳴る日本庭園を臨む、離れの特別室。  懐石料理に舌鼓を打ち、昼間から酒を酌み交わしていた男たちは、銀と舎弟たちの後ろから部屋に入ってきた椿の姿に目を細めた。 「ほう……なるほど」 「これはこれは……」  獲物の、想像以上の美しさに男たちは舌なめずりする。  新年会という名目で集まった彼らの目的はただひとつ――紳士クラブのナンバー1性奴隷のカラダを味見することだった。 「外は寒かったろう。さぁさぁここへ――」  部屋の一番奥、正月用の豪奢な造花の飾られた床の間の手前の席にいた男が、椿を手招きする。  黒い色付きの眼鏡をかけた、50代半ばの白髪のその男は、丹下組の組長代理――西村(にしむら)だった。 「……ずいぶんと肌が白いのぉ」  隣の座椅子に、おずおずと腰かけた椿の手にそっと触れた西村は、 「毛もまったく生えとらん。……すごいな、本当に男なのか?」  と感嘆する。 「……確かめてみますか?」  と投げかけたのは、西村のはす向かいに座った若頭の安生(あんしょう)。  須長の舎弟の会田徹次(あいだてつじ)をスパイとして雇い、居場所を聞き出したあげく会田を撃ち殺した――組織一の切れ者だった。 「ふん……まぁ、まだまだ時間はたっぷりある。――とりあえず酌をさせようやないか」  西村は、末席に座った銀と舎弟たちに料理の膳を運んできた仲居に、熱燗を注文する。   「今日は芸者は頼んどらんからな。おまえが芸者代わりにいろいろサービスするんやぞ」  しばらくして運ばれてきた酒を椿の前に置き、西村はいう。 「……はい……」 「ええ子や。では皆に酌をしろ」  黒い徳利(とっくり)を手にした椿は、濡れタオルで瓶の尻の部分を押さえながら、 「し……失礼します」  と西村に酌をする。そして、安生ともうふたりの男の盃を満たしてから、銀のところへ向かう。 「……ど……どうぞ――」  ふるえる手で酒を注ぐ。無言でその杯を受けた銀は、盃を口もとに運ぶ途中、椿をじっと見つめた。  とたん、椿の頬がかっと赤くなる。  舎弟ふたりにも酌をしてから、西村のところへ戻ると、 「上手にできたのう」  西村は、椿の頭を優しく撫でた。  そのとき、仲居が、大きな酒瓶と、天狗のお面のようなかたちをした酒杯を膳に載せ、現れた。 「失礼します」  着物姿の仲居は、その膳をテーブルの上に置く。 「――酒はもうええ。これからしばらく、ここには誰も来させるな。わかったか?」 「……かしこまりました」   無表情で出ていった仲居に、「ずいぶん愛想のない女やのう」と舌打ちしてから、 「さ、これからが本番のお楽しみや。もういちど、お酌するんだぞ。ただし今度はこの天狗を使って、下の口で――な」 「……え?」  青ざめた椿にガバッと覆い被さった西村は、椿のジーンズを荒々しく剥ぐ。 「あっ……!」 「おっ……かわいい下着やなぁ。お尻もプリプリや」  黒のTバックを穿いた椿の尻たぶを楽しそうに揉んだ西村は、セーターも脱がせる。  現れた黒のレースのブラジャーに、 「おお……めっちゃエロいな。――ちょっとこの子、まっすぐ立たせてみぃ」   「はいっ」  末席から飛んできた舎弟二人組が、椿を床の間の花の前に立たせる。  ひとりが両手首をつかんで頭上に持ち上げ、もうひとりが開かせた両脚の足首をつかんで固定する。 「うっ……!」  下着姿で立たされた椿のTバックに手をかけた西村が、 「……ケツ穴の掃除はすませてきただろうな?」  舎弟たちに聞く。 「はい。さっきそこのトイレで」 「……撮ってきたか?」 「もちろんです」  椿の手首をつかんだ舎弟が、尻ポケットから取り出したスマホを片手で操作し、料亭の個室トイレ内で撮った動画を見せる。 『……うっ……くっ……うぅっ……!』  下だけ脱がされ、蓋を上げた洋式トイレの便器を跨ぎ、手を頭の後ろに回したスクワットポーズで2人の男たちにイチジク浣腸される映像。 『声出すんじゃねぇよ。誰かに聞かれたらどうするんだ?』  椿の前に立ち、撮影していた男が、パンツを口に突っ込む。『……フッ……グッ……』Tバックで口を塞がれた椿は、涙を浮かべる。 『3個目だ。5個は入れるからな。それまでガマンするんだぞ』  便器の横にしゃがんだ男が、ビニール手袋を嵌めた手で、椿の尻穴にイチジク浣腸をねじ込む。 『……ッ! ……ッ……!』  カクカクッと大きく動く両脚。  男の指が抜けたとたん、プッ、プスーッ、という間抜けな屁の音が、アナルから漏れる。 『うわっ、くっせ―!』 『屁こいてんじゃねーよ、このユルマンコが!』  パチンッ、と尻たぶを引っぱたかれる。  とたん、ブチュッ、とゆるい便が尻穴から飛び出し、『あっ、こいつもう漏らしやがった!』という罵声が飛ぶ。 『……ッ……! ゥッ……!』  浣腸液混じりの便が、便壺にボトボトと跳ね落ちる。  パンツを咥えたまま、スクワットポーズでこらえる椿の姿が、スマホの画面に映しだされる。 『まったく、ガマンのきかないクソマンコだな』 『面倒くさいから2個まとめて入れちまえよ。その方が一気に出るだろ、うんこ』  イチジク浣腸を2つまとめて捻り込まれ、グルルルッ、と大きく鳴る腹。 『おっ、面白ぇ、腹がカエルみたいになってら』  たくしあげたセーターの下のボテ腹が、画面に大映しになる。  ブッ……ブブッ――……! と、とまらないおなら。 『うっ、くっせーなぁ。屁ばっかりこきやがって……っと、また出てきたな』 『すげぇ、洪水みたいだな』  ビュルビュルと一気に噴き出すゆるい便。  脂汗の浮き出た苦しそうな顔。  やがて、ブゥッ――! という大きな放屁のあと、顔を真っ赤にした椿は、めくれあがった尻穴からメリメリと固形の便をひねりだした。  その映像に釘付けになる幹部たち。 「おおっ、すごい……こんなデカいクソをひねり出しおって」 「かなり臭そうやな」 「でもこいつのスカトロショー評判らしいですよ。恥じらいながら漏らす姿がたまらないと、噂を聞きつけたVIPがクラブに何度も来ているとか」 「うんこ漏らしてナンバー1か。まさにクソ奴隷だな」  動画を見終えた男たちは、下着姿の椿を取り囲む。 「……どれどれ。イチジク浣腸でキレイにしてもらったおマンコはここか?」  大股開きの椿の尻の下に居座った西村が、Tバックパンティを持ち上げてずらす。  ぷっくりと周囲の盛り上がったピンク色のアナルが、ひょこっと顔をのぞかせる。 「おーおー、だいぶスケベな縦割れやなぁ」 「もうパクパクしてんじゃねーか」  尻穴を覗き込んだ男たちは、ゲラゲラ笑う。 「チンポ、早く入れてくださぃ~♡っておねだりしてるみたいだぞ」 (あっ……)  激しい羞恥に、椿はぎゅっと目をつむる。  ――浣腸のあと、媚薬ローションを入れられたせいか、さっきから腹のナカが疼いて仕方なかった。 「こっちはどうだ?」  安生が、椿のパンティの前をずり下げる。  既に先走りの汁でヌレヌレになったチンポが、ぷるんっ、と勢いよく飛び出す。 「ははっ、ずいぶんとかわいらしいチンポだな」 「どうせ入れるわけじゃないからな。これくらいの大きさで事足りるんだろ」  ピンッ、ピンッ、と揶揄するようにチンポをはじかれ、「アッ! あぁっ……!」と腰をくねらせる。 「いっちょまえにガマン汁垂らしやがって」  屹立したチンポから糸を引くスケベ汁。 「……こいつの名前はなんだったか? たしか花のような――」 「椿です。三浦 椿ですよ」  舎弟が答えると、 「そうだった。椿――か」  床の間に飾ってあった正月用の造花に目をやった西村は、 「だったら、これがいいやろ」  そのなかから茎の太い白い椿を抜き取り、椿のチンポに、ズボッ、とブッ刺した。 「……ひっ! イッ! イィッ――……!」 「おお、正月らしくていいな」 「クリチンポ汁でよく滑るのぉ」  ズブズブとチンポの奥深くまで茎を突き通される。  「いっ! 痛ッ……!」 「ははっ。チンポに大輪の花が咲いたわい」  椿の花を入れられたチンポをぷるんぷるん揺らしながら、大股開きで脚をふるわせる椿を、西村は満足そうに眺める。 「こっちの蕾はどうだ?」  もうふたりが、椿のブラジャーを両サイドから引きずり下ろす。  すでにピンッ、と尖っている突起に、 「だいぶ大ぶりな蕾だな」 「子どもの小指くらいの大きさか?」 「フッ……! ウッ! アァッ……んッ……!」  男たちは、椿の乳首をグリグリと握り潰す。    椿の後ろに回った西村は、テーブルの上からカニバサミを取り、Tバックのアナルの部分をジョキジョキと切った。  腰回りだけ覆うわずかな布きれとなったTバック。 「あとでゴムぶら下げるのに使えるからのう」  鍋物用の長い菜箸を手にした西村は、 「ほらっ! ケツで酌しやすいよう、よーくほぐしてやるからの」  椿のアナルに菜箸を二本、突き刺す。 「ウッ……ゴッ……!」 「手伝いましょう」  安生が、自分の菜箸を入れる。  4本の菜箸で尻穴をほじられた椿は、舎弟たちに両手と両足を拘束されながら、「うっ……くっ――ウッ……!」と咽び泣く。 「おー、こうして開くとおマンコのナカまでよく見えるのお~」  西村が横、安生が縦に菜箸を開く。  赤く充血した内襞が、非情な凌辱にビクビクと痙攣する。  乳首を弄っていた男たちも菜箸を手にし――八角形のかたちにクパァッと尻穴を拡げられた椿は、 「もっ……ゆるしてっ――くださッ……」  と泣きながら振り向いた。 「ん? 何いっとるんや。お楽しみはこれからやで」  椿のアナルに菜箸をブッ刺したまま、テーブルの上の膳に手を伸ばした西村は、天狗の面のかたちをした酒杯をとる。 「これが、何かわかるか?」  ふるえながら首を振った椿に、 「これはな、徳利みたいなもんでな。この天狗の鼻と顔のところに酒を入れるんや。――いまからおまえのおマンコにこの天狗の鼻を入れて、ケツで酌してもらう」 「な……?」 「四つん這いにして、ケツを突き出させろ。犬っころのポーズや」  西村の命令に、舎弟たちは、椿を組み敷き、四つん這いにさせる。 「いっ……やっ――あっ……!」  暴れる椿の手足をおさえつけた男たちは、 「暴れるな。おれたちに逆らえると思ってるのか、この淫売が」  とすごむ。  ドスのきいたその声に、椿はびくっと竦みあがる。  いつも――繰り返し聞かされてきた、呪いのようなセリフ。 『おれたちに逆らったら――もっとひどい地獄が待っているんだからな』 「……そうだ。それでいい。ケツをあげろ」 「……はい……」  大人しくなった椿は、畳の上に這いつくばり、尻を高く突き出す。  8本の菜箸が刺さったままの憐れなアナルが、男たちの前に晒される。  菜箸をまとめて抜き取られ、「フゴッ……!」ともんどり打つ。    「そのまま、自分でケツ穴拡げてみせろ」 「は――いっ……」   中指と人差し指をかけた尻の穴を左右に開く。 「もっと大きく開かんかい!」  西村に尻を菜箸で叩かれ、「うっ!」と跳ねあがる。 「こんな中途半端な開きでは天狗が入らんぞ!」 「はっ……はいっ……!」  菜箸でアナルの襞をめくり上げられながら、親指以外の指をすべて突っ込み、けんめいに拡げる。  畳にこすりつけた顔は、涙と鼻水でぐちょぐちょだ。  「ひでぇ格好だな」  大股を開き、ケツを突き出して自ら尻穴を拡げる椿に、男たちは嘲りの目を向ける。 「見ろよ。チンポおっ()ててやがる。こんなことして感じるなんて本物のドマゾなんだな」 「よーし。そのまま自分でケツ穴ほじれ。いいというまで続けるんやぞ」 「は……はいっ……!」  ほとんど手マンに近い4本ずつの指で、椿は、自分の尻穴を、ブチュッ、ブチュッ、といじくる。熟れた内襞から、浣腸のあと注ぎこまれたローションが、トローリ、と溢れだす。 「ははっ。ケツからも汁漏らしてやがる。ほんとスケベなおマンコだな」 「ブチュブチュ下品な音させやがって」 「気持ちいいならそういってみせな」 「……うっ……! はいっ……! ……きっ……きもちいいっ……ですっ……!」 「どこが気持ちいいんだ?」 「うっ……おっ――おマンコッ! おマンコッ……ですっ……!」 「おマンコ気持ちいいっていいながら30回ケツ穴ほじれ。回数は自分で数えるんだぞ」 「……はっ……はいっ……! おっ――おマンコッ! おマンコッ……気持ちいいですっ! おマンコッ……おマンコォッ……気持ちっ――イッ……! うっ! うぅぅぅっ……!」  無様なケツオナを繰り返す椿を眺めながら、男たちは悠然とタバコを吸いはじめる。 「……そういえば銀はまったくノッてこんな」 「あいつは男には興味がないんでしょう」 「異常なほどモテる男ですからな」 「そうそう、たいていのクラブのママはあいつに惚れてしまう」 「まったくうらやましい限りだ」 「……ウッ……! おっ……おマンコッ……! おマンコッ! おマンコッ――おマンコォ――ッ……!」 「おいおい、気持ちいいが抜けてるぞ」 「まるでおマンコマシーンだな」  はははっ……という男たちの笑い声がタバコの煙とともに立ち上がり――  ――新たなる凌辱の宴が、幕を開けたのだった。      

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