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第44話 青天の霹靂(小スカ)※

「はぁ……まいったな――」  それから1週間ほどして――  叔父の薫が珍しく別宅に姿を見せた。 「ん? どうしたの? オヤジ」  ――休日の午後。  リビングのソファに横たわりながら、四つん這いにさせた椿の尻穴に電動バイブレーターを突っ込み遊んでいた司は顔を上げた。   「アッ……! イッ! イグッ……!」  顔を真っ赤にして上体を反らした椿が、股のあいだに置かれた透明な洗面器に、ブシャーッと潮をぶちまける。  「はい、メスイキ5回め。10回イくまで続けるからな」  太腿の内側にマジックで追加される「正」の文字。  ブブブブッ……! という強い振動が、イッたばかりの前立腺を容赦なく抉る。 「おぐっ! ほぉぉッ……んッ……!」  統が、揺れるチンポに電マを押し当てる。 「アッ! らめっ! またッ……イくッ! イッちゃう! よぉ――――ッ……!」  イかせられっぱなしの地獄に泣き叫ぶ椿を、 「ふん。相変わらず救いようのない淫乱だな」  冷たい目で一瞥した薫は、1人掛けのソファに腰を下ろした。 「どうしたの?」   首輪とチェーンで連結した乳首のローターの振動を上げながら、統は訊ねる。 「……最近病院を辞める医者が増えて――さっきもひとり、年末で退職したいとメールしてきた。まさかとは思うが――何か悪い噂でも立っているのかと思ってな」 「……それって二重帳簿のこと?」  司が横から口を挟む。「いままでバレなかったんだろ。よっぽど内部に裏切り者がいなけれりゃ大丈夫じゃね?」 「まぁ……な。人手不足で負担が増えたせいかもしれない。また求人を出すとしよう。――そうだ」  別宅の玄関から、自分の革靴を取って戻ってきた薫は、 「さっきそこで犬の糞を踏んでしまってな。靴が汚れてしまった。――舐めてきれいにしろ」  椿の鼻先に、犬の糞のこびりついた靴裏を押しつける。 「……ふっ……! ゴッ……!」  ――薫は、家に来た当初から椿を奴隷扱いした。  13年間、一度も会ったことのない叔父からなぜそのような仕打ちを受けなければいけないのか、椿はわからなかった。  ただ、薫が、椿の母である妹の(みやび)に対して異常な執着を持っていることだけは明らかだった。  本宅の地下室には、雅の写真や幼少期の思い出の品が並べられた秘密の部屋があり、薫はときおりそこに閉じこもって何かしているようだった。  おそらく昔――薫と雅のあいだに分断のようなものがあり、それが雅そっくりの美貌を持つ椿への歪んだ憎しみに変わったのかもしれない。  兄弟がイギリスに留学した後、裏のルートを辿り椿を売春組織で働かせたのも、薫だった。    ソファに転がっていた電マを手にした薫は、 「ここに当ててやると外側から前立腺を刺激できるんだぞ」  チンポとアナルのあいだにある会陰部を電マで刺激する。 「おっ……ほぉっ……! アッ――ッ! アァッッ……!」 「――6回目。ほんと秒でイくよな。ザコすぎ」 「こら、きちんと糞を舐めないか」 「10回イかせたら何する? ディルドスクワット?」 (うっ……うぅっ……!)     口のなかに貼りついて離れない、苦い糞の味。  舌で全部そぎ落とし、ようやく靴を外される。   「今度はケツ穴電マでイかせようぜ。アナル用の電マ買ったんだ」  ソファに上体だけあずけた格好で、薫と統に両脚を大きく開かされる。  薫が会陰、統がチンポに電マを当てる。  司が、真ん中がクネッと曲がる長い電マを手にし、 「これ結腸まで届くらしいぞ。7回目のアクメ、盛大にキメてみな」  笑いながら、尻穴に突っ込む。 「ひぃっ……!」  クネクネと前進する蛇のように潜っていく黒いかたまりに、椿は身を固くする。 「いっ……やっ……やめっ……」  丸みのある先端部分が奥まで到達し――「うぐっ!」とナカが締まった瞬間、一斉にスイッチを入れられ、「ほっ! おっ! オオオォォォッッッ……―――ンッッッ……!」と雷に打たれたように跳ね上がる。 「ぎゃっ! アッ! しっ、しぬっ! しんじゃうッ!」  ブブブブッッ……!   尻穴の結腸、会陰、チンポすべてを電マで責められ、気の狂いそうなアクメがとまらない。   「ははっ、すっげーブス(づら)」  ダラダラと垂れてくる鼻水。  焦点を失い、ひっくりかえった目ん玉。  ピクピクと舌の飛び出した緩んだ口もとからも、涎が垂れてくる。 「ふぐっ! うぐっ!」  プシュッ、プシュッ、とシャワーのように噴き出す潮。  さらに、 「うっ……おしっこ! でるッ……!」  黄色い尿がボトボトと垂れ、内腿を汚す。 「うわっ、ションベンまで漏らしやがった!」 「あっ……も……申し訳ありませ……」  強烈なアンモニア臭に鼻をつまんだ薫は、「排泄もコントロールできないのか。家畜以下だな」と吐き捨てる。 「いまのはカウントしないからな。ザーメンか潮だけだ」 「は……はい……」 「よし。MAXでイかせてやる」  強度MAXまで上げられた電マに、「ぐごっ! ぶごっ!」と獣のような鳴き声を上げながら、「でっ、でるッ! ザーメンッ……! でますッ!」プシュプシュと射精する。 「残りカスみたいな情けないザー汁だな。あと2回だ」 「はっ……はひっ……!」  イかされ続けたチンポが、左右に大きく揺れる。  あと2回――出したところで、この地獄が終わるわけではない。  さらなる辱めが両手を広げて待ちかまえているだけなのだ……。  メスイキ10回トレーニングが終わり、今度は、スタンド式ディルドを尻穴に嵌め、スクワットピストンさせられる。 「ふっ……! うぐっ……!」  手を頭の後ろに組んだ服従ポーズで、ガニ股でふんばる椿。  ニップルクリップを嵌められた乳首から伸びたチェーンが、チンポのブジ―の引き穴に連結されている。  「あと2週間でこいつともお別れか」  ダイニングテーブルの椅子に腰かけた3人。  缶ビールを飲みながら、 「学校面倒くせぇなぁ……」  司はぼやく。  ――イギリスに留学している兄弟の大学は、9月下旬に新学期がはじまることになっていた。 「遊びに行ってるんじゃないぞ。きちんと学位を取って帰ってこないと、ウチの病院で働かせることはできん」  「わかってるよ。……ところでこいつはどうすんの? 大学は?」 「まぁ、世間体があるからな。上の大学に進ませるつもりだ」 「ふぅん……。ね――いっそ留学させない?」  司のことばに、椿の脚がピクッと止まる。 「どうせもう卒業は決まってんだろ。だったら早めに留学させて――そのままおれらと同じ大学にいかせてよ。アパートの部屋も余ってるし」  兄弟は、大学近くのアパートを借りて住んでいた。 「おまえほんとカメのこと好きなのな」  つまみのチーズを食べながら、統がからかう。 「ちげーよ。ヒマつぶしにちょうどいいだけだよ。……ま、久しぶりに遊んだらけっこうよかった――っていうのもあるけどな」 「ふむ、留学か……。まぁ一度遠くに行かせて、日本の警察から離れるのもいいかもな」 「だろ? やった! だったら早めに手続きしてよ。へへっ、楽しみだなぁ」    司は笑顔でビールを飲みほす。 (そっ……そんなっ……!) 「おいっ、動きが止まってるぞ、カメ! ちゃんとケツハメスクワットしろ!」  飲み終えたビール缶を投げつける司。  チンポに命中し、「うっ!」と腰を引いた椿は、 「ぐっ……も――もうしわけありませっ……」  あまりのショックに頭が真っ白になったまま、尻穴にディルドをねじ込む。  ヌチュッ、ヌチュッ、と尻穴をめくり上げながら入っていく馬のペニス並みの巨大なディルド。 「おっ……! オォッ……!」  ブジ―のあいだからあふれたガマン汁が、タマ袋まで落ちる。  異国のアパートで鎖に繋がれる自分の姿を想像した椿は、流される運命に逆らうすべを、探りはじめていた……。

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