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3:総長、不良を犯す

 痛い痛いと泣きながら恍惚とする。  我に返って嫌がる態度をとって反抗してるフリとして総長にチンコを抜けと叫ぶ。  そのたびに殴られて、喘がないと彼氏を同じ目に合わせると脅された。  忘れがちだが彼氏はオレの痴態を見ている。  犯されている所を人に見られているのだ。  初体験が強姦の上に複数に視姦されると最高だ。    オレは彼氏に感謝した。    彼氏が彼氏としてそばにいてくれたことはこの日のためだったんだ。  罰ゲームでの告白はどうしてもムカついていたところがある。  どうせオレは男にも女にもモテませんよと卑屈になった。  種明かしをしないで怯えたままオレと一緒にいる彼氏に疑問があった。  優柔不断という名の優しさでオレに謝ることもしない彼氏に酷いと思っていた。  一緒にいてくれる相手が出来て孤独感が薄れて嬉しいと感じながら偽りの関係が悲しくもあった。  微妙な乙女心ならぬマゾ心だ。    マゾなので陰で嗤われているのを想像してちょっと気持ちよくなっていたりもしたが心に引っかかりがあったのだ。  だけど、今は自分の小ささを知った気持ち。  彼氏とのことは前振りだった。  オレがこの場所に連れてこられるまでの前段階。  ご主人様が欲しいと思ってもそこらへんに転がってるものじゃない。  強姦や輪姦されたいと願っても安全性は確保したい。  汚いところで無理矢理犯されたいが衛生面なんかが気になる微妙なマゾ心。    総長は病気持ちではないようだし、高級マンションで道具も色々持っている。  そして物凄く暴力的。    ワイルドイケメンな総長がオレに手を出すためのトリガー、それこそが彼氏の役割だったんだ。  オレの喜ぶポイントを無意識に押さえてくれたんだろう。さすが彼氏。  今までずっとオレが求めていたのは今のこのシチュエーションだ。  嫌なのに無理矢理屈服させられるのがオレの望みだった。  自分から「マゾ奴隷です~痛いことしてください~」なんて言いたくない。ご主人様に「言わされて」自分からマゾ宣言するのはいいけどわざわざ痛めつけてもらうためにお願いするなんて死んでもイヤ。  ご主人様に見い出されて「お前には俺が必要だろ、このクズ」と冷たい目で見下されたい。  人の嫌がってることを進んでするような人間にオレは身を任せたかった。  オレをゴミ扱いして横柄に振る舞いながらも甘く優しくねっとりとした快楽を与えてほしい。  緩急が大切だ。飴と鞭は両方いっぱい与えてもらいたい。  マゾ奴隷はわがままなものだ。    オレは彼氏のおかげでやりたくないことを無理矢理させられているというポーズを崩さないで済んでいる。  周りはオレが悦んでいるとは思っていないだろう。  屈辱を与えてやっていると考えているに違いない。    彼氏がオレの彼氏で良かった。  そう思いながら喘いだ。  情けなさ、屈辱感、そういうのが頭が真っ白になるほど気持ちがいい。    快楽に頭が真っ白になってぼんやりしていたら写真を撮られた。  これで継続的に脅されて言いなりにならないといけないなら最高だ。  声が嗄れていると思ったら総長が口移しで飲み物をくれた。  水と思ったらアルコールっぽくて思わず吐いた。  怒られて殴られるかと思ったら「ごめん。酒は飲まねえんだったな」とリンゴジュースをくれた。  高い瓶のリンゴジュースだ。ときどき冷蔵庫に入っているオレの好物。  もっと欲しくてねだるように自分から総長の口元に近寄った。    これだと喜んで口移しを受け入れているみたいで総長的に微妙かもしれない。    間違ったという気持ちは総長のとろける微笑みで消えた。  ワイルドイケメンのイケメンさが上がった。  凶悪な不機嫌さが消えた顔は恋人を前にした普通の男のようだ。  意味が分からないでいたがリンゴジュースが飲みたかったので口移しで飲ませてもらい続けた。    総長はさすがは人の上に立つ総長なので飴と鞭の使い分けが上手いのかもしれない。

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