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彼氏:アンタ以上に大切じゃないから気にすんな3

俺に好かれているのか不安で、肉欲の解消として全自動ピストン運動マシーンである総長というやつを使うことになった。 恋人としても迷いはあったはずだ。 うっかりすれば俺が傷つけられるかもしれない状況で、俺とは距離が縮め切れていない現状で、どうしようもなく溜まっていく肉欲の中での自分の身の振り方。 持て余している性欲の発散という課題を含めてしまうと流れに身を任せてしまうのが、安全で楽なことになる。 俺に武力があったらという仮定には意味がない。 拉致などされなかった。 人質にならなかった。 それで、状況が変わるのなら話が早いが、そうはならない。 総長というやつの熱意を考えれば、半端な武力では俺が怪我をして終わる。 自衛の手段を持たない弱い男だからこそ、俺は無傷で解放された。 俺が恋人ほどに強かったら手足が折られることになっただろう。 総長というやつは俺に恋人のことを何も分かっていないと力説していた。 分かってないのはチンポマシーンのほうだ。 日常的に恋人は体を鍛えている。 それと同等か、それ以上の肉体的な強さを手に入れるには俺では才能も忍耐も時間も足りない。 世のアスリートが尊敬されるのは、常人では出来ない練習量だ。 毎日延々と体を鍛え続けている狂人だからこそ強靱な肉体を持ち得る。 誰でも出来ることを人々がわざわざ持ち上げるはずがない。 地元を牛耳る悪の大将呼ばわりされる恋人の実力を考えれば、総長というやつもその子分の不良たちも一瞬で終わりだ。 俺の安全を優先した場合でも、反抗する意思があれば恋人が勝つ。 チンポマシーンはそれを分かっていない。 向かいの席に座っていたが、立ち上がって斜めの席に移動する。 武骨で節くれだっている指に触る。人を殴りまくった拳だ。 驚いて箸を取り落とした恋人に「いい」と制止する。 箸を拾おうとする恋人を止めたことに深い意味はない。 「口開けろ」 たこわさの口直しとして出していた味たまごを俺が箸で恋人に食べさせる。 味たまごを丸ごと口に入れさせて「噛むな」と告げる。 普通に食べるつもりでいた恋人は分かりやすく体を固まらせる。 すでに歯を立てたのかもしれない。 「いいから、噛むなよ」 理由を聞いてくる視線を無視して勝手なことを告げる。 足を伸ばして恋人の股間に触れる。想像通りに勃起していた。 チンポマシーンを酷使しても恋人の欲は発散しきれていない。 玄関や浴室での射精でも足りない。 コンビニから家まで歩いている時は気怠いといった雰囲気をまとっていたが、ずいぶんと元気だ。目が輝いている。 恋人はたまごが口の中にあるので、口を開くわけにはいかない。 鼻で必死に息をしている。 期待していそうなので、かかとを陰嚢に置くようにして、足の裏を勃起している竿に合わせる。 恋人は俺の服や下着を身につけている。 本人の服は洗濯機の中だ。 Tシャツは汚れていないが汗ばんでいたので、新しい服を着せたほうがいいと思った。この選択は正解で不正解だった。 俺のTシャツが恋人が着ることで卑猥な衣装に変わっている。 乳首が完全に透けている。 体の厚みが違うせいで俺の服を着ている恋人はいつも以上に頑丈そうな肉体を前面に出している。 箸で乳首を突く。Tシャツの上からでも箸で摘まめそうなほど、存在を主張している。 Tシャツについているゴミだと思いたいほどの主張の強さ。 乳首ではないものを乳首だと勘違いしているのかもしれない。 思わず摘まんで引っ張る。 驚いたというより期待通りの刺激に喜んでいるような顔で、軽く白目をむいた。 反対側の乳首は俺から距離があるので箸が滑って、胸を刺すようなことをしてしまった。 ゴクリっと恋人から飲み込んだ音が聞こえる。 驚いて鎖骨あたりをドンドンと叩いている。 味たまごを飲み込んでしまったらしい。 「噛んでないから、まあ……えらいな」 この感想が正しいのか分からないが「もったいねぇ」と恋人は肩を落とした。 「食べる機会はいつでもあるだろ」 背中を叩きながら「大丈夫か?」と聞くと平気だと返される。 頑丈だ。そのせいで無茶で頭のおかしな自分の欲求に従ってしまうのだろう。 恋人に歯を磨かせている間、シャワーを浴びる。 今なのか、今じゃないのか、自分でも決めかねている。 どうしたいのか恋人本人に決めさせるべきかもしれない。 脱衣所の洗面台で歯を磨いている恋人に「ヤリたいか?」と浴室内からたずねる。 返事は咳き込んだ音だった。 口の中にあったら何でも飲み込んでしまうタイプなのか。 「聞いてるか?」 「ぎ、ぎいでるぅ」 声が思いっきり濁っている。 目が泳いでいる恋人に「こっちを見ろ」と近くにあったスポーツタオルを振り上げて伝える。 恋人はタオルに「ひぃぃん」と馬っぽい鳴き声を上げた。 股間と性欲以外も馬っぽさがあるらしい。

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