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甘い契約
彰人が両手で腰を掴んでぐっと押し入った。ぐっと奥まで入ったそれが、指で刺激した弱いところをぐっと擦った。
「ああっ、だめ、イっちゃうからぁ」
腰を捻ってイキそうになるのをぐっと堪えるが、両手で掴まれているから、逃げることはできずに中を大きく捏ねられてしまって余計に快感を生んだ。
先走りに白濁したものが混ざる。
軽くイってしまった。
ハクハクと息を継ぐ。
「まだ、これからだぞ」
彰人はさらに奥へと腰を動かす。
「ゆ、ゆっくり……アキ」
訴えても意地悪く笑って、「イっていいぞ」と押し殺した声で一気に奥を突き上げた。
「ああっあっ……」
仰け反って掴んでいた彰人の腕に指を立てた。白濁した体液が腹を汚した。
「ああっ、待って、今、イったからぁぁ、ああっ」
イったばかりなのに彰人は腰を大きく動かした。溢れだした蜜が腰が臀部に当たる度にグチュグチュといやらしい音を立てる。
立ち上るほどの甘い香りに煽られる。
動かされる度に甘い声が上がる。どこが感じるという場所が分からなくなるほどの快感が全身を駆け上っていて、目の前の彰人に縋ることしかできない。
快感に涙が溢れて、枕にシミを作る。
溢れだした蜜が滴ってシーツを濡らす。
快感を追いかけて、与えらる快感を余すことなく拾って、喘ぎ声をあげ続けることしかできなくった。
「ユキ、んっいいぞ」
興奮に掠れた彰人の声に、耳からも犯されて身体が震えた。
「イキ続けてるな」
首を激しく振って頷いた。
「ああっ、なんでっ抜かないでっ」
不意に彰人が身体の中から自身を引き抜いた。ブルっと震えるけど、抜け出たことに訴える。
「こっちだ」
彰人は僕の身体の下に腕を入れると身体を反転させて腰を持ち上げた。獣の様な四つん這いにされる。
「こっちじゃないと」
彰人が汗に濡れたうなじを舐め上げた。
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