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68.言葉責め***
『ハルは本当におっぱい弱いもんね』
「…お、お前が、こういう風にしたんだろ…っ!」
『そうだねぇ』
(クソッ、余裕そうな声しやがって…!)
悔しいけれど、指先で乳首をピンピンと弾くだけで気持ち良くなってしまうのは事実で。
摘んだり、擦ったり、押し潰したり、ひとりでできる色んな触り方を試している内に、どうにも物足りなくなってくる。
(舐められたい…吸われたい……!)
キツく吸われると、腰が浮きそうになる程気持ち良いのだ。
あの美しい顔でーー綺麗な形の唇を尖らせて、ちゅうちゅうと乳首を吸われると、嬌声が止められなくなる。腰を揺らして悦んでしまう。
「ふぅ、っ、、ッあ、っ…!」
『どっちの乳首触ってる?』
「っ、両方……っ、、!」
『両方触ってるんだね』
「あっ、あっ、ばか、言わせんなァ……!」
泣きながら罵倒している。
『気持ち良さそうだねぇ…俺は乳首感じないから、ハルの声聞いて楽しんでるね』
「…変態…っ!」
『2人ともね(笑)』
「あっ、あっ、、ァ…っ!」
『乳首だけでイけそう?』
イけるかイけないかと訊かれたら、多分イける。
でも、触りたいのは乳首だけじゃない。
「や、だ、イかない……!」
『なんで?乳首でイこうよ』
「下でイきたい………っ、ねえ、下触っていい?」
『うーん…ちんぽのことか、お尻の穴のことか分からないけど、俺も真似したいからちんぽだけなら触っていいよ』
「ふぁ………」
おそらくユキは分かっていて、わざとそう言っている。ハルはとりあえずお許しが出たペニスだけを握って、上下に扱くが……
「ふぅ、ふぅ、ふぅ……」
(ちんぽ気持ち良い…!!)
乳首でイきかけていたので、身体の感度は抜群に高まっている。
(やだ、やだっ、ケツん中ぐちゃぐちゃにかき混ぜたい…!!)
たまらず、四つん這いになって尻を高く上げた。そうすると、ユキの長い指がアナルにズブズブと入ってくる妄想がハルの中に繰り広げられ、前立腺をゴリゴリ押し上げられる妄想も合わさって、意識が飛びそうになる。
「あっ、あっ、あっ、イ、きそう……!」
四つん這いでペニスを扱き上げながら、尻を掘られる妄想に夢中になっていると、涙と唾液が枕を濡らした。
『もうイく?まだハルの可愛い声聞いていたいのに』
『まだイッちゃ駄目だよ…』
「早く…早くぅ……も、おれ、ッ…!!」
一気に駆け上りたい衝動を抑え、手を止める。パンパンに膨れたペニスと睾丸が寂しい。後ろの穴から垂れた愛液がふとももを伝って垂れ…我慢できず、尻穴に指を突き入れた。
ぷちゅ、
「ふぁぁ……!!」
待ちに待った快楽に、身体が震えた。数日触っていなかったせいでソコはキツくて、熱くて、ドロドロに濡れていた。
ぷちゅ、ぷぢゅ、くちゃ、くちゃ、
「アッ、アッ、アッ」
『ハル?まだイッたら駄目だよ』
「ンッ…!イかない…ちんぽではイかない…アッ、アッ…!」
『え?ちょっと……?』
「ちんこは触ってないもん、おしり…少し触ってるだけ……んん、っ♡」
奥の、ぷっくり膨れた前立腺をぐいぐいと指で押し上げ、快楽を追いかける。気持ち良くて、ほろほろと涙が溢れ、シーツを濡らした。
指でナカをかき混ぜ、気持ちいい波が押し寄せて来るたびに、触っていないペニスがヒクヒクと揺れる。
イきたい、出したい、それしか考えていない。
『自分でお尻弄ってるの?まだイくなって言ってるのに……ハルは俺の言いつけを守れない悪い子なの?』
「だって……我慢できない…ンッ!ぁっ、だめ、きもちぃ"……!」
『ッあー…そんな可愛い声出して……!』
悔しそうな声に、嬉しくなった。
(もっともっと、おれのことだけ考えて…)
「はぁ、っ、ん、ァン…!」
抑揚をつけて喘いでみたが、少しわざとらしかったかもしれない。
『仕方ない奴だなぁ』
「ンッ、ユキも、早く来てぇ……」
『……そんな可愛い声で名前呼ばないで……今すぐ抱き潰したくなるから…』
「抱き潰せよぉバカぁ……ア、ッ♡」
ぐちゅぐちゅといやらしい音を立てて、アナルを指でかき混ぜる。キツかったソコは十分に解れ、今なら大きいアレを飲み込めそうだった。
「アッ、アァンッ…!」
未だに一度も受け入れていない、ユキの大きいアレ。アレで貫いて欲しい、深く繋がって、絶頂と共にうなじを噛んで、魂で交わりたい。
『…そんなに濡らしちゃって、いやらしいね、ハル』
ヒュ、と喉が鳴った。
見られているはずが無いのに、この痴態を見られているような錯覚に陥る。
「やめろ、」
『言葉責め。ハル好きでしょ?』
「好きじゃな……」
『うそ。俺に虐められるの大好きな癖に』
見透かされてる。
ズクンと後ろがうずき…「んぁああっ」と鳴いた。
言葉責めに喜んだアナルがぎゅううぅ…と締まり、ハルの指を締め付けた。
『お尻の穴、俺にグズグズにされたいよね?』
「あ…!だめ、だめぇ……!!!」
見ないで、言わないで。
きれいな長い指に後ろをねぶられている、そんな想像をしてしまう自分が浅ましくて、でもすごく興奮して。
(もっとして…!!!!)
自分の手で、ぐちゅり、ぐちゅりと穴の表面を撫でる。
「ぁぁァア!…っ!」
(きもちい…!!!だめ、あたまおかしくなるっ!)
知らず知らずのうちに、腰を動かしていた。
(もっと触って…!ナカ、入れて…!!)
入れて、入れて、と泣きながらひとりで浅ましく腰を振る。溢れた愛液が太ももを伝う。
たぱたぱと滴らせながら、指の腹でトン、トン、トン、とリズミカルに"奥"を刺激しながら、無意識に腰まで振ってしまうくらいには自我が溶けていた。
『ハル、挿れてほしい?』
(いれて、お願い、いれて…!!)
大きいもので貫いてほしいと、オメガの性が狂ったように暴れ回る。
「ァ、ァァ、ァアアッ………」
ホロホロと泣きながらヨガる。
(だめ、きもちい、きもちいいっ…!!!!)
(おれをぐちゃぐちゃにして…!)
(お願い…!おねがい…!!!ナカ、いっぱいシて…!!!!)
いっぱいまで突き立てた中指で、後ろをめちゃくちゃに犯した。
ぐちゅっ♡ぐちゅっ♡
ぐちゃっ♡ぐちゃっ♡ぐちゃっ♡
聞くに耐えない、ひどい水音がする。タガが外れたいやらしいメスの音だ。
「あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡っ〜〜♡!!!!」
自分の口から聞いたことのないヨガり声が溢れて…なにもかんがえられない。きもちいい、きもちいい、もっとして、たくさんシて。
『きもちいいね』
「ァ、やだ、もっと奥まで、触って、ほし……!!」
『ふふ。今度ね』
「ばかぁ……」
ユキの指はもっと太くて、長くて、気持ちいい場所にたくさん触れてくれた。身体の奥がウズいて、全然物足りない。
会いたい、会えない。その切なさが胸を焦がす。
「ンアッぁ、ぁ、イ、きそう…!」
『いいよ、ハル、たくさんイって』
「う♡ゥ♡う、あ♡あっ♡ぁ、ぁ…!いく…い、く…………っっ〜〜〜〜〜〜〜!!!♡♡♡♡っ、♡♡」
一瞬の火花。
強い強い絶頂を迎えると同時にペニスを扱き、びゅく、びゅく、びゅく、と思い切り射精した。
・
・
その後、一通り処理をして。
ベッドに潜り込むと、睡魔が襲ってくる。
通話はまだ繋がっている。
いつぶりかのオナニーを済ませ、ハルは非常に気分が良い。人にやって貰うのも気持ちが良いが、一人で好き勝手にちんちんやおしりを弄るのもなかなか楽しいものである。
「で、おれの真似してお前もちんぽ触ってたらしいけどさ、さすがに、お…おっぱいとか尻は弄ってないよな?」
『びっくりしたぁ。ハル、急に冷静になるじゃん?』
「いや、聡い読者の皆さんはソコ気になるかなと思って」
『俺はね、ハルの可愛い声を聞き漏らすまいと一生懸命ちんちん擦ってたよ』
「ちょいちょい語彙がおかしいんだよなぁ…いいけど。で、お前もイッたの?」
『いいえ、危なかったですが、なんとか持ち堪えました』
「なんだ」
『え、どうして残念そうに言うの?』
「いや、だって…おれ、あんなに声出して頑張ったのに…」
『………(かわいい…!ブスくれてる…!)』
「…お前と一緒に最後までいきたかった」
『………!!!!』
「次会ったら……ちゃんとシような?」
ツンツンキャラ・ハルくんの急なデレと可愛らしいおねだり攻撃で、ユキ王子の息子はギューーーンと元気を取り戻した。
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