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86.柔らかな産道***

柔らかな産道はひだを広げて、内側で膨張し続ける巨大な亀頭球を受け入れた。 苦しい。意識が飛びそうになる。けれど、その苦しさを押しのけるほどの幸福感があった。 「あ"……う、ぐ…ッ……!」 「ふー、ふー、ぅゔぅぅ……!」 獣の姿のユキは、興奮を抑えきれない荒い息を吐きながら、よく耕された産道へ怒張をねじ込んでいく。食いしばった牙の隙間から漏れる熱い息が、獣くさい生暖かい風となってハルの顔にかかった。 ――まさに、獣のような交わり。 ユキは腰を小刻みに荒く震わせ、さらに深く怒張を押し込もうとする。 「ア、ゥウ……!!」 ハルを押し潰し、蹂躙するように、獣のユキはベッドの上で四肢を踏み締めた。そして興奮した唸り声とともに、温かな精液をハルの最奥へとぶちまける。 (あったかい……) (やっと、やっと繋がれた……!) 「……う…好き……大好きだ……愛してる……」 ハルの小さな声が、静かな部屋に落ちる。 ワーウルフの、長い長い射精。 あれほど巨大だった獣の男根は、すべてハルの奥に埋まった。 どく、どく、と重々しい脈動が繰り返されるたびに、膣の奥が熱で満たされ、甘く痺れる快楽が全身を貫いた。 亀頭球が膣口を塞ぎ、精液は逃げ場なく注がれ―― 膣も子宮も、ユキの愛で満たされていく。 (ああ……こんなに……すっげぇ幸せ……) ハルは目を潤ませながら、獣の柔らかな腹毛を撫でていた。 暖かな毛皮に包まれ、家族が増える未来を思い描き… 幸せを噛みしめるように、ハルはそっと獣の毛深い腕へ頭をもたれさせた。 「……ハル」 気がつけば、ユキは人の姿に戻っていた。 驚く間もなく、男根がずるりと抜けていく。 その感覚にハルは身を震わせ… 精液と愛液が混ざった濃いものが、ごぶりと膣から溢れた。 「あ……!! やだ、出ちゃう……!!」 ハルは慌てて尻を手で押さえる。 巨大なペニスを抜かれたばかりのソコは切なくひくつき、塞ごうとした自分の手でヌルリと刺激してしまった。 「あっ、うぅ……!! ん……!!」 竿も玉も、びしょ濡れだ。 「う……ふぅ……!」 それは、まるで自慰を見せつけているようで。 見ないで、と縋るようにユキを仰ぎ見たが、それは“おねだり”と受け取られたらしい。 ユキは幸福感と支配の色を帯びた笑みを浮かべ、ハルの手に自分の手を重ねると、その竿を激しく扱き上げた。 「あっ!ああ……!やぁ、やめ……!!」 ユキが射精したら、行為は終わり。 そう思っていたのに…! (これ以上されたら、もう……!!)

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