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父子家庭
翡「ただいま」
冬「おぉ、おかえり〜翡翠」
翡「お父さん今日は早いね」
夕方6時頃、玄関を開ければいつもこの時間にはまだ帰ってきていない父、水城冬樹(みずしろふゆき)が出迎えてくれた。
どうやら今日は仕事がいつもより早く片付いたらしい
冬「今日はお前の大好きなグラタンだぞ〜、もう出来てるから着替えてこいよ」
翡「ほんとに?わかった服着替えてくる」
グラタン…父の作るグラタンは言い表せなおほど美味しい…俺の大好物です。
今でこそ副会長として生徒会に入ってるけど中学で、荒れてた。
毎日が喧嘩三昧でテストとか点数はとってたけど授業なんてほとんど出ていなかった
第1今の高校に入ったのは秀一を追いかけてここに入った、生徒会にだって秀一に誘われて入った。
とまぁこんな感じで秀一をずっと追いかけている。気持ち悪いよなぁ…
ピコン
翡「ん?」
携帯がなったので開くとさっき俺の腕に抱きついてきた女の子、琴吹蒼(ことぶきあお)さんからメッセージが来ていた
琴『翡翠くんあしたあいてる〜?
ねぇねぇ、一緒に遊ばない??』
内容は遊びのお誘い。
残念だけど僕は行く気は無い。
翡『ごめんね、空いてないんだ』
送信…っと
ピコン
速っ…
琴『そ、そうなんだぁ、じゃあさ、明日朝話したいことがあるんだよね!それな、いいかな?』
話したいこと…?大切なことだったらいけないな…まぁ、話すくらいいっか
翡『うん、わかったよ』
それだけ返信をしてリビングに降りていく。
冬・翡「「いただきます!!」」
翡「…ん、美味しい」
冬「ほんとか?良かった良かった!
あぁそうだ翡翠、俺明日から3日出張で他県に行かないといけないんだが、大丈夫か?」
翡「出張?うん、俺は大丈夫だよ」
冬「ほんとに??ならいいんだけど…何かあったら連絡な?いつもごめんな」
申し訳なさそうにそう言う父に微笑む
翡「大丈夫、お父さんも気をつけて」
冬「!!…あぁ!翡翠みたいな息子がもてておれはしあわせだな!」
ニッと明るく笑う父。
父にはずっと迷惑をかけてきた…母親がいなくてタダでさえ忙しいのに中学の時は何度も学校へよびだされて…
苦しい思いだって沢山させた。だから、幸せになってほしい
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